2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

イレッサに関する裁判記事

肺がん治療薬のイレッサの副作用で死亡した患者の遺族らが国と販売元のアストラゼネカ社を提訴した。損害賠償請求訴訟。国と製薬会社は和解勧告を断わった。承認されたことが妥当だったのか、情報提供が適切であったかどうか、副作用が多発した後の対策が適…

大丈夫や。きっと、うまくいく

人間の一生とは、まことに冥土のなかをさまようごとしです。人間はそれぞれ、そのときそのときに自分なりの孤独を抱えて生きています。とくに自分自身の健康が損なわれたときには、「何でこのおれだけが」と情けなくなり、孤独を感じます。そのような孤独感…

大丈夫や。きっと、うまくいく

医師が薦める治療を断わっている。医学を職業の糧としているのにもかかわらず。断わった理由はガンの部位が脳に近いところにあることと、治療の選択肢がほぼひとつしかないことだった。告知を受けたときに、ライナックだけを当てて少しのあいだは様子を見た…

ミトコンドリアがガンを撃退する

私たちの日常の活動にはエネルギーが必要で、細胞内でそのエネルギーを作る方法に「ミトコンドリア系」と「解糖系」がある。安保徹教授はミトコンドリアがガンを撃退してくれるという。 ミトコンドリアとは、細胞にある進化した小器官で、酸素を使って生命エ…

治りますの言葉に悩みが吹きとんだ。「丸山ワクチン」体験談より

ふたたび不安が襲ってきた。ガンのある左耳の聴力が再び低下している。そして、自分の発する声が変に聞こえる。たしか昨年の今頃はこんな感じじゃなかった。人は、その環境になれると、悪くなっているのにそれを感じ取ることができないのではと思う。でも、…

論より証拠―説得力のある文章

がん患者団体、いずみの会代表の中山武さんが書かれた本 「ガンをなおすーいずみの会式玄米菜食」。読ませていただきました。2010年12月15日発刊。なかに記載されている、いずみの会の会員さんたちが食べているという食材を転記します。 玄米。すりゴマ。そ…

玄米菜食生活とガンと健康と・・・

病気を治す薬のルーツの多くは植物成分に由来する。植物には動物の生命を育んでくれる半面、毒として作用することもある。この毒の成分が多くの場合、薬として応用されている。植物には自分の生命を脅かすものに対して毒を発して警告を与えるような仕組みが…

アジュバンド免疫細胞療法ー2

NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)を発見した谷口克さん(理化学研究所―免疫・アレルギー化学総合研究センター長)らによっておこなわれているアジュバンド免疫細胞療法、現在治験中の手技は以下のとおり。患者血液を採取。1週間ほど試験管のなかで、樹…

戸塚洋二さんのガン闘病日記

ノーベル賞に近いところにいた物理学者、戸塚洋二著「がんと闘った科学者の記録」を読む。2009年5月30日の発刊書籍。ガンの進行が早まったあたりから匿名にてブログを書き始めた内容が本にまとめられたもの。2000年11月最初の大腸がん手術を受ける。2004年左…

丸山千里著「丸山ワクチンーガンを追いつめる」より

40日おきにワクチンを受取りにこられる患者のなかに、遺伝学の権威で、昭和51年度の学士院賞を受賞された名古屋大学名誉教授の山本時男博士がおいでになる。私どもの施設にこられた日には、先生みずから、すすんで説明会の講壇に立たれ、ご自分の体験を語っ…

体験談に勝る事実の証明はない

ガンの免疫療法において、時代は「非特異的免疫療法」から「特異的免疫療法」へと流れている。一方、自然免疫の先行的活性化なくして、引き続き起こる獲得免疫(癌抗原特異的免疫反応)の活性化はありえないことも明らかとなった。OK-432(ピシバニール)…

古典的免疫治療薬(ピシバニール)を併用したガン治験―(3)

植物の芽がでたあとに葉が茂り、花が咲いてそしてそれが実になる。ゲノムの発現には順序があって、遺伝子はたいてい普段は休眠しているということになる。それぞれの遺伝情報が実行にうつされるには、トリガーとなるもの、サイトカインなどの感作が必要だと…

アジュバンド免疫細胞療法

思い起こせば、5年後に生きている確率が60%だという治療法を当然のごとくガン患者に薦める医師に対して、その自信はどこから来ているのか疑問を感じつつ治療を断わった。2年半前のこと。はたしてこの決断は正しかったのか。しこりを感じる、自分の発する声…

治療法は患者が決める

医者はね、すぐ手術しなさいって。「手術しなければ余命1年だ」って、こういう風に言われたのね。それがね、若いのに、えらそうに言ったの。それで私は、カチーンときてね、冗談じゃない、こんな若造に、余命なんて言われる覚えはないと。勝手に決めるなと…

現実と向きあうことの大切さ

何度も書いていることだが、標準治療を断わった理由を書いておきたい。上咽頭ガンの治療の選択枝がほとんどひとつしかないこと。おなじ上咽頭ガンの患者さんが書いたブログを読んで、その治療がいちじるしく厳しい状況を強いられること、元来弱虫の性格から…

おれはまだ生きている

ガンの告知を受けて2年半が経った。 この1年、幾度か医師の診察を受けた際に、ある種のパラドックスをいつも感じた。 標準の治療を断わって丸山ワクチンだけを続けている患者がいる。なぜか元気なようだ。丸山ワクチンが効いているのだろうか、そんなわけは…