アジュバンド免疫細胞療法ー2

NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)を発見した谷口克さん(理化学研究所―免疫・アレルギー化学総合研究センター長)らによっておこなわれているアジュバンド免疫細胞療法、現在治験中の手技は以下のとおり。

患者血液を採取。

1週間ほど試験管のなかで、樹状細胞を培養し増やす。

1週間後に試験管の中にアルファガラクトシルセラミドを加え、樹状細胞に取り込ませる。

それらの細胞を再び患者の静脈内に戻す。


α―ガラクトシルセラミドを加えることで体内のNKT細胞が活性化され活動を開始する。この活性化NKT細胞のアジュバンド作用によって、がん細胞を攻撃するキラーT細胞やナチュラルキラー細胞など他の免疫細胞が活性化され強力な抗がん効果を発揮する。きわめて人体への負担が少ない、やさしい治療法だ。


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キーワード − NKT細胞 アルファガラクトシルセラミド 臨床試験



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