2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

国際ガン学会での成功

1974年(昭和49年)10月、イタリアのフローレンスでひられた国際ガン学会に丸山千里博士と藤田敬四郎博士は招待をうけた。その開催をしらせるイギリスの新聞に大きく報道されたことから丸山ワクチンはひときは会場で注目を集めていた。 今週からフローレンス…

がん探知犬―がん検診はお任せ

九州大医学部第二外科の前原喜彦教授らのグループが、がん患者特有のにおいが分かる「がん探知犬」に、大腸がん患者の呼気などをかぎ分ける実証試験をした結果、9割以上の精度で患者を判別できた。研究成果は英国の医学誌「GUT」に掲載される。探知犬は…

現在の自覚症状

半月ほど前から痰に血が混じらなくなった。一時は真っ赤な痰が出たこともあったのに。さらに、ゼリー状の塊ではなくなって水溶性の痰に変化してきた。といっても良い方向に向かっているという気分ではまったくない。自覚症状的には悪化しているのではと感じ…

古典的免疫治療薬(ピシバニール)を併用したガン治験―(2)

抗がん剤(5−FU)と放射線による標準治療にピシバニールを加えたことで治癒成績が顕著にアップしたという報告。全生存率も高くなり、無病生存率も大幅な延長がみられた。 左表ー全生存率の差 右表ー無病生存率(再発・転移の抑制を示す) 次に、ピシバニー…

紅炉上一点の雪

ガン患者の私が治療法を選択する上でのバックボーンは丸山ワクチンである。そして、標準治療を選択しないという上でのバックボーンは安保徹教授の免疫理論だ。白血球のうち顆粒球は交感神経に支配されており、ガンに対抗してくれるリンパ球は副交感神経に支…

免疫力を高めるってどういうこと

免疫力が高まっている状態を客観的に示す指標はどこにもないようだ。リンパ球の数が増加した状態、もしくはリンパ球がアクティブに変化した状態を指すのであれば、それは生体が病的な状態におちいったことでもある。免疫力を高める薬を飲むことは、実は病的…

「胃ろう」に関する新聞記事

胃ろうに関する記事が最近目にした読売に載っていた。都内で飲食店を経営する女性(47歳)の母親(81歳)は、パーキンソン病と認知症で寝たきりになった。だんだんに食べる力がなくなり、病院から胃ろうの設置を勧められた。それは10分ほどの簡単な手術だと…

一生に一度限りのセレモニー

年老いた母親のとなりに私の弟がいた。その弟が突然に激怒した。だれにでも死が訪れるということ、その時のために準備が必要なこと、そのときに請求される葬儀費用の内容がきわめて不透明なこと、そして、大阪には葬儀費用研究会というNPOがあるというこ…

耳鳴りがする・調子がよくない・またまた葬儀の話

葬儀費用に関するアンケート調査によると、総額の平均は236万円ほどで、葬儀業者への支払額が約150万円だった。差額は酒と寿司と寺院へのお布施代などか。一生に一度限りのセレモニーは3日ほどの日程で執り行われる。このことから頭にひらめいたのは国民年金…

古典的免疫治療薬(ピシバニール)を併用したガン治験

インターネット上の医学検索サイトを自由に閲覧できることが私が獣医師であるメリット。ピシバニールに関する治験が2006年におこなわれ、その治療成績は極めて高いものだった。 頭頸部癌。放射線とフルオロウラシル系抗がん剤(5-FU)に免疫療法剤 ピシバ…

ガンを患う患者の立場は弱いもの

命を賭けて治療に臨んでいるということばについて考えてみた。死についてあまり考えない生活をおくっているのか、あるいは死を軽く考えているのかどっちかだとしか思えない。そして、花粉症や中耳炎など治る病気を抱えている人には、きっと頼もしく思われる…

告知から2年5ヶ月目、波乱の診察日

いつも診断だけを受けに出かけているセカンドオピニオンの病院へでかけた。月曜日なので日頃にない込みようだった。今までだったら次の機会にしておこうと思っていたが、現在の状態でガンの大きさがどうか知りたかったのでおとなしく順番を待つことにした。…

自分の運命の支配者は自分自身

日替わりでテンションが上がったり、下がったりする。急に寒くなった2週間ほど前に風邪をひいたために痰の色が鮮やかな朱色になった。赤く染まった痰は、その後4.5日ほどで治まったけれど、今度は空咳が起きるようになった。肺にガンが転移したのだろうかと…

自由葬(無宗教葬)の実際の流れ

日本人の約7割は特定の宗教に関心がないといわれている。クリスマスにはキリストを想い、お正月には神社に参拝に出かける。しかし、人生の最大イベントである結婚式にはお坊さんは呼ばない。キリスト教徒であれば神父さんからの祝福を受けるのに・・・。お坊…

P53遺伝子についての覚え書き

p53遺伝子とはガンを抑制する遺伝子のこと。 DNAに起きたダメージを見て、修復するか、修復せずにアポトージス(自殺)に導くかの判断をする。修理するという判断になるのは、ダメージが少ない場合であり、修復が無理だと判断した時には、その細胞を抹殺…