治りますの言葉に悩みが吹きとんだ。「丸山ワクチン」体験談より

ふたたび不安が襲ってきた。ガンのある左耳の聴力が再び低下している。そして、自分の発する声が変に聞こえる。たしか昨年の今頃はこんな感じじゃなかった。人は、その環境になれると、悪くなっているのにそれを感じ取ることができないのではと思う。でも、痰に血が混じらないのはなぜだろう、鼻からの呼吸は普通に楽だ。現在の状況を否定するようなことも思いつく、悪いことは信じたくない本能があるのだろうか。こんなときには、「丸山ワクチンーガンを追いつめる」を読むにかぎる。


暗闇を見つめながら、つぎつぎに恐ろしいことを想像してしまう。小鳥の鳴き声がする頃に、やっと眠気を催す日々が続いた。「ほおっておくと命とりになるかもしれません。すぐに入院の手続きを取ってください」 昭和46年11月頃に国立ガンセンターでそう告げられた。 左の耳の下がおたふく風邪のように腫れていた。近所の内科で原因がわからなかったのでほおっておいたところ、首がしだいに大きくはれてきて、鈍痛が続いた。「ガンではなさそうだが、なにか怪しいな」ガン研の耳鼻咽喉科で診察を受けた。甲状腺のところに親指大のグリグリがある。そこで入院を勧められた。


ある日、ガンが絶対に治る薬があるという情報をご主人が聞きつけてきた。稲葉法務大臣に紹介状を書いてもらって日本医科大学の丸山先生を訪ねた。「大丈夫ですよ、なおります」 仏さまのような慈悲に満ちたその目を見て、今までの悩みが消えていった。ワクチンで治らなければ、もう死んでもいいとさえ思った。その場ですぐ、ワクチンを1本打ってもらったのが11月27日のことだった。その後、日本医科大学病院の皮膚科で週に3回注射を続けた。安心感から食欲もでてきた。頸の腫れは徐々にひきはじめ、翌年の3月にはほとんど目立たなくなった。


ひどく疲れると、急に頸の腫れがぶりかえした。48年4月ころ、歯を抜いたときに再び頸が腫れだした。リンパ節がこぶし大になった。おなかな全体がとても痛んだ。9月、内科の病院に入院する。おなかのリンパ節も腫れていた。その後、抗がん剤を注射された。入院しているので断わることができなかった。首の腫れは少しずつひいていったが、おなかの痛みはいっこうに治まらなかった。丸山ワクチンはかかさずに打っていた。


あるとき、むかついて吐いてしまったときに、10センチほどの回虫が口から飛び出してきた。それからおなかの痛みが止まり、首の腫れもどんどん引いてきたという。11月16日に退院。家に帰って髪を洗ったところ、髪の毛が抜け落ちた。ふたたびワクチンだけを打ち始め、すっかり調子がよくなった。手術が危険な場所であったり、転移してしまった方には、せひこの丸山ワクチンをおすすめしたいと、本当に心の底から思っております。細網肉腫 豊田美知子さん(52歳・主婦・東京都目黒区中根)の場合 (要約)


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