玄米菜食生活とガンと健康と・・・

病気を治す薬のルーツの多くは植物成分に由来する。植物には動物の生命を育んでくれる半面、毒として作用することもある。この毒の成分が多くの場合、薬として応用されている。植物には自分の生命を脅かすものに対して毒を発して警告を与えるような仕組みが備わっている。


たえず紫外線を浴びる植物はなぜガンにならないのだろう。日光の紫外線をあびることで遺伝子の変異を促してガンが発生する。またその際に活性酸素が発生することにより細胞を傷つけてガンが発生する。樹齢何千年という樹はなぜ皮膚がんにならないのだろうか?植物は動物のように移動できないので、生まれたところからじっとその場にいて毎日、毎年、人より長い年月を過ごすのになぜガンが発生しないのだろうか? 


ガンのみならず、植物の生命を脅かすウィルスや細菌、さらにアリや蜂などの昆虫に対抗する物質を植物は保持しているという。ポリフェノールカテキン、さらにニコチンやビタミンCなども、さらに樹木にあってはフィトン・チッドと言う物質を放出するのも外敵から身を守るための仕組みなのだという。


植物プラセンタというのが最近は注目されているという。人間での胎盤の部分に含まれている物質で、生殖や神経系を安定させる作用が認められている。植物では胚芽の部分にあたる。つまり、玄米はその植物プラセンタを含んでいる。


植物は不思議な生物だ。人間であれば老いれば免疫機能も低下し、身体の器官も働きが弱くなるが、樹木はづっと再生能力を持ち続けている。毎年、庭木を剪定しても新しい葉が生い茂る。老木であっても剪定することにより、根っこの部分から新しい若芽がふきだすこともある。


この植物の偉大な力をほんの少し分けていただくことでガンは消え、病気は治る。エビデンスが存在しないから間違っているといいたい人には言わせておこう。でも時々は肉も食べたい。

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