耳鳴りがする・調子がよくない・またまた葬儀の話

葬儀費用に関するアンケート調査によると、総額の平均は236万円ほどで、葬儀業者への支払額が約150万円だった。差額は酒と寿司と寺院へのお布施代などか。一生に一度限りのセレモニーは3日ほどの日程で執り行われる。このことから頭にひらめいたのは国民年金の額。後4年ほど生存することが出来れば、老後の生活費として月々6万円が支給される。ちょうど3年分の老後の生活資金の額と葬儀費用がほとんど一致している点を考えてしまった。3年分の国民年金を使わないでおいて、それを葬儀費用にするべきか。そんなお金があれば孫に小遣いでもあげたい。(4年後には孫は出来るはず・・・)


大阪にNPO葬儀費用研究会という組織があることは最近知った。NPO法人というのは利益をあげることを目的としない団体のことで、おもに社会貢献のための活動をおこなっている団体のことをさす。しかし最近では企業がNPOを設立し、客を企業サイドへ誘導することもあるという。名前に興味があっても、どういう団体か実際に聞いて、見て、判断しなければ信用できない。


ふるさとでもある大阪にある事務所へ話しを聞きに出かけていった。代表者の西口さんは昔から仏壇を売る商売をしていたという。内部事情に詳しいことから、葬儀費用の価格の決められ方に疑問を持ったことから活動を始めたという。仏具商、生花業者、仕出し料理業者、僧侶や弁護士がこのNPOを支えているという。バックに特定の葬儀業者はいないようだ。


スーパーのイオンが始めた葬儀サービスと同じようなものだがこちらは2002年の立ち上げ、歴史はイオンのサービスよりも古い。イオンの場合はトータルでいくらぽっきりとのパックのようだが、こちらは逆に全てのサービスを細かく分類し、それぞれに適正な価格を設定し、それに納得してくれた葬儀業者らと提携しているという。したがって豪華な葬式が望みの方は、それなりに豪華な葬儀もあげることが出来る。


仕組みに納得したのでNPOの会員に申し込んだ。会費は今のところ無料である。ちなみに葬儀費用研究会は委託した葬儀業者に費用の内訳の開示を求めているとのこと、NPOの経営内容も年1回の総会において会員全てに開示されているところがNPOとしての価値を高めている。これに参加する権利が今のところ無料ということなのです。



その後、近くにいる実家に顔を出し、この話題になりかけたとき・・・