日本医科大学へ丸山ワクチンを貰いにいった際の体験談

丸山ワクチンを受ける方々のタイプを分類するとだいたい3つのグループに分かれるのではないでしょうか。一つ目のグループはガンの標準的な治療を行なった後、一応治ったにもかかわらずガンの再発や転移を防ぐ為になにかやりたいと思って丸山ワクチンを選択した方々、もう一つのグループは病院でもうやるべき治療法がないと宣告を受けた人、かなしいことですが余命の宣告をされたひとが最後の希望としての丸山ワクチンに頼ることを決断した方々、そして、最後はガンでないのに健康法として丸山ワクチンを受けている方々です。


最初に丸山ワクチンをいただきに日本医科大学に出かけた際のことです。前の列の席にやけに血色が良くて、病人らしくなくて元気そうなおばあさんが座っていました。おもわず声をかけてしまいました。あなたもガン患者なのですか?と。すると、いえ、違いますよ。私は健康のために週に1回このワクチンを打っているのです。そういう答えが返ってきました。3年8ヶ月前の時点で70歳とのこと。おかげさまで今まで風邪もひいたことなく元気で暮らしていますとも言ってくれました。


「俳優の梅宮辰夫さんをごぞんじでしょう?」「はい、知ってます。」梅宮辰夫さんのご実家はお医者さんだったのです。私達はね、その病院の患者だったのです。梅宮辰夫さんがガンになって、丸山ワクチンで良くなったので、先生が私たち患者に丸山ワクチンを打つことを薦めてくれたのです。現在、梅宮医院は無くなってしまいましたが、そのときの患者のグループが出来て、違う病院で週一回、丸山ワクチンを続けて打ってもらっているのです。そんな答えが返ってきました。


帰ってからネット上で調べてみたところ、梅宮辰夫さんは若い頃に睾丸ガンになったとのこと。そして、転移性の肺ガンになり、それが治ったと御厨修一著「がんは治る」に記載されていることがわかりました。残念なことに丸山ワクチンに関しての記述がありません。現在、梅宮医院はなくなったようですが、その場所には辰夫さんの妹婿の梅宮歯科医院があるようです。記載は無くとも、きっと丸山ワクチンも併用したことは間違いないでしょう。


治る確率は低いけれども一応の標準治療があるといわれて直感的にその治療を断わり、丸山ワクチンに期待する私のようなガン患者はまず少ないのではないかと思われます。数少ない4つ目のパターン。自分でも変人であることは感じています。この先、どうなるのか本人にも分かりません。