宣戦布告

このところ、以前に増して朝に早く目覚めるようになってきました。鼻がよくつまるようになったからです。それに昨日は突然、患部に近いところに鈍痛のようなものを感じます。これはいけない。とうとうその時がきた。なにかしなければ・・・とうとう最後のとっておいた手段を選択することにしました。ガン告知から3年8ヶ月、とうとうその時期がやってきました。これだけは選択したくなかった。


それは晩酌を止めること。40年ほど前からの欠かしたことのない習慣ですが、昨晩から止めました。ガンに対しては、ほどほどに、無理はしないというポリシー、どこまで続くか判らないのですが・・・。e―クリニックの岡本裕医師が書いた「9割の医者はがんを誤解している!」という本には、ガン生還者からに学ぶ新しい考え方という副題が付けられてあります。


進行したガンから生還した人にアンケートをとり、ガンが治らない人と、治ったあなたとの決定的な違い、キーワードを一つだけ選ぶとしたら、それは何ですか? という質問に対しての答えでのダントツの一位は「考え方」、2位が「食事」、3位が「治療法」でした。「医者」という答えでもなく、「運」や「努力」という答えを押しのけての結果でした。「考え方」というのは、とどのつまり、なぜガンが出来たのかということを自分なりに見つけ出して、生き方を変えることを意味します。


興味深い内容の本です。ガン細胞は死にやすい。どんどん際限なく増殖していって、正常な細胞を食いつぶし、やがては死に追いやるといったイメージは間違っている。ガンは意外と生命力の弱い生き物。それが証拠に実験室で培養するのはとっても難しいデリケートな細胞だと、温度管理や栄養補給に気をくばらないとすぐに死んでしまうといいます。つまり、ガンが増殖するのは、その人の体が増殖しやすい環境に変化しているからだと結論づけています。生還者にはいくつかの共通点があります。治ると信じていること、よく食べること、リンパ球が多いこと、身体をよく動かしていること、夜はぐっすり眠れること、この5つです。e―クリニック、セミナーが頻繁に開催されているようです。でかけてみようかな。検討中。


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