スイートコーンに抗がん作用があるというお話から

スイートコーン由来フィトグリコーゲンの抗腫瘍作用について。我々は, ホタテ由来グリコーゲンに抗腫瘍活性のあることを報告した. しかし, 植物性のグリコーゲンに同様の活性があるかどうかについての報告は全くされていない. そこで, スイートコーン由来のグリコーゲン(フィトグリコーゲン)について抗腫瘍活性を調べた. 【方法】スイートコーンから3種類のフィトグリコーゲン(PG, PG-S, PG-LS)を調整した. また, スイートコーンを微粉末にしたものを抗腫瘍実験に使用した. 抗腫瘍実験のモデルには, BALB/cマウスのMeth A fibrosarcomaを用い, 同細胞をマウスの皮内に移植した固形腫瘍マウスで実験を行った. サンプルの抗腫瘍活性テストは, 局所治療(腫瘍移植後の2, 4, 6日目の3回局所注射)はフィトグリコーゲンを用いて, そして経口投与法(腫瘍移植前および移植後の投与)はスイートコーン粉末を用いて検討した. また, 抗腫瘍活性の機序について解析を試みた. 【結果】フィトグリコーゲンはPG-Sにおいて最も良好な活性が得られ, 2/5のマウスにおいて腫瘍の完全退縮が認められた. PG-Sにはマクロファージ活性化作用, 末梢血中のCD8, NK数の上昇作用が見られた. スイートコーン粉末の経口投与実験では, 腫瘍移植前の一週間の前投与で4/5のマウスに腫瘍の増殖が認められなかった. 腫瘍移植後の3週間にわたる後投与でも腫瘍の増殖抑制効果が認められ, 腫瘍サイズは対照に対して15〜40%であった. しかし後投与では腫瘍治癒マウスを誘導できなかった. 【結論】スイートコーン由来のグリコーゲン(フィトグリコーゲン), またスイートコーン粉末に抗腫瘍活性を認めた。(イカ墨の抗がん作用を発表した弘前大学の佐々木甚一さんらによる研究です)


このようにマウスを使った実験で、スイートコーンにはガンを抑制することが証明されています。グリーンアスパラガスにはグルタチオンが含まれており健康を保つ働きがあると同時に、アメリカの実験でリンパ腺ガンの患者さんに一年間グリーンアスパラガスを食べさせたところ、ガン細胞かすっかり消えたとか、さらには長年の治療で改善しなかった膀胱ガンの患者さんが3ヶ月間グリーンアスパラを食べたところ腫瘍がなくなっていた、といった驚くべき例が報告されています。カリフラワーに含まれているメチルメタンチオスルホネートというイオウ化合物は、ガンを引き起こす突然変異を強力に抑え、変異した細胞をもとの正常な細胞にもどす免疫力をもっていることをラットによる実験で、岐阜大学森秀樹さんらが証明しました。ともかく野菜には抗がん作用が認められるということです。時期的にコーンの美味しい季節になりました。抗がん効果がなくともコーンを食べたい気分です。


野菜ばっかりを食べていると栄養失調になり、ガンに対して悪い影響があるという、ガンを専門にしている医師は、何を根拠に言っているのか理解できません。まさに机上の空論というものです。朝ごはんをしっかり食べましょうというのと同じような理論です。頭ではなく、身体が欲しているものを食べなければいけません。教えてくれなくとも遺伝子が正しい方法を伝えようとしてくれるのです。それを感じ取れば良いのです。私は自分の感性に従いたい。玄米菜食がメインだけど、肉もたまには食べたいときは食べます。で、なかなか良くならないのはそのせいか?これでは説得力がありませんね。でも、ステーキだけはいまだに食べる気が起きません。なにを書いているんだか・・・ともあれ、あの際に後悔しない為に今を生きています。