高血糖はガン細胞の増殖と転移を促進する

甘いものを食べない、穀物は精製度の低いものを選ぶというのがガン予防の食生活の基本だとあります。したがって白米よりも玄米、食パンでは全粒粉パンもしくはライ麦パン、うどんよりもソバを選択すべきです。精製度の低い穀物は、ビタミンやミネラルが豊富なだけでなく、インスリンの分泌を高めないという点でも肥満とがんの予防に有効とあります。なぜなら、高インスリン血症が発ガンのリスクを高めるとのデータがあるからです。


インスリン血症は肝臓における性ホルモン結合グロブリンの産生を抑制するので、フリーのエストロゲンが血中に増えて、乳がん細胞の増殖を促進することも指摘されています。大腸がんの患者さんは健常な人と比べて、血糖値や血中のインスリン濃度が高いという報告があります。インスリンはがん細胞の増殖を促進するインスリン様成長因子-1(IGF-1)の活性を高めます。(「漢方がん治療を考える」より)


ガン細胞はブドウ糖をまっさきに横取りする性質があり、それがPET検査に利用されていることはガン患者にとっては常識。だから、甘いものを避けるのもガン患者にとって常識です。私のばあいでも玄米菜食を1年半ほどまえから実践しており、体重も10キロほど自然に減量してきました。しかし、ここ3ヶ月ほど減少はストップ、さらに1キロほど体重がもどっています。たまに甘いものやスナック菓子、果物を食べているからだと思われます。人生の先はまだまだ長いと考えるか、今が剣が峰と考えるか、酒を止めるか、肴も止めるべきか、毎晩、悩みはつきません。ガンに戦いを挑むのか、ガンと仲良く過ごすのか・・・たまには、ガンにエサを与えてみようと。