緩和ケアについて考えたこと

先日のガンサポートディで緩和ケアに関するパンフレットをたくさん頂きました。
ガンの痛みというのは、身体的な痛みだけでなく
精神的な痛み  不安、いらだち、うつつ、怒りなど
社会的な痛み  治療費、収入の減少、家族関係の変化など
哲学的・宗教的な痛み  価値観の変化、苦しみの意味、死の恐怖など
これらが含まれるようです。それを緩和してくれるのが緩和ケアです。
つまり緩和ケアは、末期で治療法がなくなってから診察を受けるのではなく
ガンと宣告を受けたときから治療と並行して受診するところです・・・。


しかし、理想と現実は違うように思えます。
大勢のガン患者が緩和ケアを受診することになれば、
本当に末期で耐えられない身体的な痛みを抱えている患者が
予約で待たされてしまうところを想像してしまいます。
同じ病院のガン患者だけと制限をかけているところもあるようです。
緩和ケア病棟は定額の医療、さらに患者の痛みを聞くというが大きなウェート
を占めているので、受診者が多ければ収益があがるというものでもなさそうです。
しかし、徐々に理想に向って前進していっているように感じます。