治療を断わった理由をくどくどと

昨日も書きましたが、わたしの周囲にいるガン患者の
ほとんどの人が治療の甲斐なくして早くに旅立たれている
という経験をしているからでもあります。
病気について、治療法について、しっかり調べました。
ウェブ上はもちろん、図書館にでかけて片っ端から本を読んで
熟慮した上での判断だったのは間違いありません。


昨日は久しぶりに出会った知人(62歳)と話しをした際に、
以前に奥様を乳がんでなくされていることは知っていたので
なにげなくそのときの様子を尋ねてみました。
「奥様が亡くなられたのは何年前だったですかね?」
「6年ほど前だったかな」
「最初にガンが判ったのは、その前ですね?」
「最初にガンが判ってから1年半だったかな」
「そうすると、最初から手遅れだったの?」
「最初はステージ2だったけど、そのうちステージ4になり」
「手術は受けたのだけど、うまくいかなかったね」
「どこの病院?」 というのが最後の質問です。


乳がんは治療によって5年生存率は80%だと書かれた本もあります。
私の知人にも患っても普通に生活しておられる方がいっぱいおり、
葬儀があったときだけ、ガンであることを知るのかもしれません。