あっちへふらりこっちへふらり

成り行き任せの人生を送ってきました。そして今、終焉の時を迎えているのでしょうか。クライマックスもなく、おちもなく、カーテンコールからの称賛もなく。いそいで、退場〜、後が使えている〜。そんな声がしています。後ろから背中を押されているように感じるときもあります。すこし立ち止まりたいんやけど・・・。思い返せば大勢の人々に支えられて幸せな人生、そして退屈しない人生を歩ましてもらいました。とりわけうちのかあちゃんには感謝しています。羽振りが良いときは将来にそなえて資金を温存し、必要になった今、おしみなく放出してくれている。


体調の変化を日記がわりにブログに書くこと。他に治療法がないか調べてブログに書き込むこと。治療を受けないと決めたのですから、どうせ後一年ぐらいのものだろうと考えていました。葬式のだんどりやら、荷物の処分とか、遺書の書き方とか、やることはいっぱいあります。そして、なにごともなく一年が過ぎるあたりから、すこし欲が出てきました。食事療法も付け加えてみよう。笑いヨガ、サプリメントなどの検討に入りました。ちょっと肥満体で10年ほど前から降圧剤を服用していたこともあって、玄米菜食はムリでも、玄米魚菜食を実行したところ、むりをすることなく体重は減少し、血圧の薬も不要に、ガン以外は健康といえるような身体になりました。2年目、3年目が経過しても、案外に動ける体調が維持できています。これは丸山ワクチンがガンの進行を遅らせてくれているのに違いないと考えるようになりました。でも体験談ではガンが消えているのです。消滅することこそ最終目的。その頃、治験中にあるホウ素中性子捕捉療法が目に入り、この治療法はきわめて有望だと確信しました。治験対象になるかどうか相談に出かけました。タダやし。体表面から少し遠いところにあるという理由であっさり断われました。


ガン告知から4年目に入り、急に体調が悪くなったように感じられました。聴力の低下、喉の痛みなどです。鼻が詰まるのも不愉快です。検査をしてみると、鼻腔を塞ぐように大きくなっているのが確認できました。そして、現在の血管内治療に続いているわけでが、丸山ワクチンも続けています。A液―B液の隔日注射をずっと続けていましたが、これからはA液―A液の隔日注射にグレードアップしようと考えています。承認印をいただいている眼科医は5年近く生きているということで、すっかり丸山ワクチンが効いているという態度ですから、あとはおまけの人生やね、と気持ちの上での若干のズレを感じます。もっと欲深い人間だというのに〜。アマゾンに注文していた「僕の死に方 エンディングダイアリー 500日」流通ジャーナリスト金子さんが書いた本が届きました。ちょっと読むのが怖い。