3回目の血管内治療は延期へ

治らなかったら治療費はタダにしてほしいと、ちょっと弱気のようなことを書いた途端、ガンに効くサプリメントを紹介するコメントが入れられていました。ガンは必ず治る病気だとあります。面と向かったら、どうしてそう思うのかい? 聞いてみたいところです。だから1ヶ月分が15万円ほどだったとあっても高くはない! おそれいりました。ちゃんと職業は獣医師だと書いてあるのに、まったく無視されたようですね。代替治療に関心があるガン患者はつねに標的にさらされていることを感じます。


抗がん剤でガンが縮小したとしても、それが延命につながるかどうかは分からない。こんな話をよく耳にしているので、ガンが小さくならなくとも、ガッカリした気分ではありません。自分でも強がりに聞こえます。抗がん剤をすこしだけ試してみた経験からは、やはり身体への影響力は強いものを感じます。術後1週間は、お酒を飲みたい気分がまったくなくなりました。胃がむかつくような気分も味わいました。体が重く感じられました。抗がん剤のごく少量療法というのに少し興味を持っていたのですが、レメディほどのごくごく少量にしなければ続けることができません。


それで1ヶ月間隔で3回の治療を予定していた血管内治療ですが、12月に受ける予定だった3回目の治療はキャンセルすることにしました。1ヶ月だけ先送りにしました。お正月ぐらいは良い体調で過ごしたいものです。免疫力の上がるお正月料理を食べて体調を整えたいと思います。ガンがその間にせっせと新生血管を作って大きくなったところへ最後の塞栓治療でとどめを刺す。イメージです。鼻の通りが悪いのは不愉快ですが、痛みはボルタレンでコントロールできているのでありがたいことです。


なぜ、丸山ワクチンを続けているのか。ある本にこういう記述をみつけました。あるとき丸山先生が新人の医師と連れ立って病棟を回診した際、新人さんが注射をベテラン看護婦に指示したのを見て、あとで新人医師に対して注意を行なった。「なぜあなた自身で注射を行なわなかったの?あなたは、自分で行うよりもベテランの看護婦のほうが患者にとって痛みを感じずにすむと思ったのかもしれないが、患者は医師から直接行なってもらえることで安心するのです」 そして、皮膚科の外来診察の際、陰嚢への軟膏を塗布する場合であっても丸山医師はかならずみずからの手で処置を行なっていたという。薬よりも人を信頼する。これはどんな治療を選択した場合でも有効だと思います。