MRIそして耳鼻科での診察

午前中に受けたMRI検査の結果を聞きました。放射線科の医師から、7月に撮ったMRIと見比べてガンは増大しているとのコメントが一緒に届いているようです。内視鏡で見た所見も加えると「少なくとも小さくなった様子は無いですね〜」。これは、血管内治療を2回受けたことを耳鼻科医に伝えていたからです。自覚症状的にも同じ印象ですので仕方ありません。


患者としては、ガンは大きくなることも小さくなることもあることを承知しています。炎症が起きれば腫れるのが生きている証拠です。ましてやガンが存在するのがリンパ組織の多い上咽頭部で、組織検査でもリンパ上皮ガンということですので、この時期は風邪の菌などが侵入してきて腫れることはありうることです。頸側のリンパ節の大きさ(直径1.5センチほど)に変化がないことがMRI検査で確認されました。腫瘍マーカー代わりに毎日触っているところです。どこかに安心できるところを見つけなければおれません。


これからは必要ない検査や治療、もしもの為の薬をだしてもらうのは断わることにしよう。先入観があってこんな文章を書いてしまいました。レントゲンとCTとMRIがセットで撮るのがあたりまえになっている現状は、はたして本当に必要なのかと感じています。今回もMRI検査を撮って確認せずともよかったという気持ちもいたします。世界中のCT機器やMRI機器の7割は日本にあるとも言われています。


医療費に関しては、自分が負担するのが基本原則。自分のお金で支払うという意識がなければ医療費はどんどん膨らんでいくことでしょう。さらに医療の質も向上することがないように感じます。患者が求める医療は患者が自分でお金を支払っているという意識があってこそ向上するものです。動物病院では飼い主さんの100%の支払い。満足できなければどんどん病院は変えていきます。技術もさることながら患者を思いやる医療が大事です。検査をドンドンやって薬をバンバン出すことだけではないと思います。もっともガンを患った今、健康保険制度にありがたいという気持ちは強く感じています。3割負担でも家計に大きく響いている現状、ガン治療、治らなかったら医療費はタダにしてほしい。