降りてゆく生き方

「降りてゆく生き方」という映画が11月24日(土)、愛知県の西尾市文化会館で上映されるようです。なぜか劇場公開なしで、DVD化もなしで、ストーリーも公式ページに詳しく載せられていない、という不思議な映画です。見た人がだれもが感動のあまり涙するという映画だそうで、降りてゆく生き方というタイトルにはひかれるものがあります。主演が武田鉄矢、その他に沢田雅美石田えり渡辺裕之苅谷俊介他の皆さん、豪華出演陣です。最近は涙を流すほど感動する映画に出会ったことがありません。感動は免疫力を高めてくれるので、見たいけれど・・・さてさて時間があるかどうか。もっとも、ガン患者にとって、降りていく生き方とは具体的にはどういう行動をとればよいのか? ガンから降りたいけれど、今すぐにでも飛び降りたいのです。

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昨日に書いた内容を読み返すと、まったく自分勝手な、自己中心的な主張ばかりで恥ずかしくなりました。より偉大なことができるようにと健康を求めたのに、人生を間違わないように(ガンという)病気を授けられた、という言葉を思い出しました。無名戦士の言葉です。生まれた頃にように素直な気持ちを取り戻さなくては、どこまで行ってもガンは治ることはないという気もしてきました。すべてを捨てる気持ちでいたのが、いつの間にか、そんな気持ちはさらさら無くなって、もっと得たい、命が惜しいという気持ちにすりかわっているようです。しっかりとクモの糸にとすがりついているようなイメージがわいてきました。世の人々の称賛を得ようと、成功を求めたのに、得意にならないようにと、失敗を授かった。まったくそのとおりの人生をおくっている。


今週末には2度目の血管内治療が待っています。当分、ブログはお休みです。