血管内治療からおよそ3週間

鼻の奥の上咽頭ガン。ガンが大きくなっていたことで詰まっていた左の鼻が治療を受けたことで、再び呼吸できるようになりました、と書いたのは2週間目のこと。その後はもうひとつ良くなってきません。意識しないと口呼吸になってしまいます。治る方向にあったカーブ曲線がだんだんフラットを描いているように思えます。粘液というか痰が多くでて、夜は2時間おきに目が覚めて、喉がカラカラになって水を飲むような状態です。最近は、日中でもペットボトルの水が手放せない状態です。喉の痛みもあって、ガンが再び活動を始めたのかとも感じたり、でも、そんなはずはありません。この痛みは抗がん剤の副作用によるもの? 抗がん剤の痛みであれば、時期が来れば治まるはず。今はとにかく様子を観察するしかありません。 


ガンのところを覆っている痰の色調から赤味が消えました。炎症が起きていれば充血も起きているはず。また、治療を受けるまでは、出血もたまに観察されたのに、今は出血するような気分がまったくしません。治療によってガンの進行が止まったことは確かに思えますが、退縮しているようには思えません。普通、火傷などで組織が壊死した後には、ケロイドになるか、繊維組織が発達して肉芽組織に置き換わるのでしょうが、塞栓処置を行なった後では、局所でどういう反応が起きているのかが想像できません。


医師に尋ねたい疑問点は数多くできました。でも、今のところ遠慮しておこうという気持ちもあります。患者から信頼されていることで、医師も思い通りに実力を発揮できると思うからです。患者さんから疑っているという態度をされると、微妙なところで治療も萎縮してしまうでしょう。まな板の鯉。また、疑問を聞いたところで、この部位のガンに対する経験値が不足しているので、満足する答えは返ってこないでしょう。血管内治療についてブログ検索をかけてみましたが、この治療を受けた患者さんからの報告はそれほど多くありません。10年ほど前からある治療法だそうですが、これからも試行錯誤を経て、完成される治療法だと感じます。ガンの部位により、塞栓する血管が違っているので、血管内治療がガンに対して有効だとしても、これからは部位別に専門医が誕生していくようになると思います。もし、私が肺ガンであったならば、こちらの病院も選択肢にいれていたかもしれません。 こちら。血管内治療に関しても詳しく書かれています。