血管内治療から2週間目

先日の朝、目を覚ましたところ、詰まっていた左の鼻からも少し呼吸できるようになっているのに気づきました。片方の鼻をふさいで確認したところ間違いないようです。つまり、この部分の腫瘍が縮小したと思われます。血管内治療の効果によるものとしか考えようがありません。シスプラチンの効果か、それとも塞栓の効果か・・・


しかし、治っていくような気分にはありません。痛みがまったく和らぐ気配を感じないからです。組織が壊れているような痛みが続きます。腫瘍とはいえ自分の細胞ですから、それが悲鳴をあげているようにも感じるところです。先日のブログで非ステロイド系消炎剤はまったく効かない、オピオイドに変えたいと泣き言を書いたりしましたが、それはロキ○ニンのことで、ためしにジクロフェナック、いわゆるボル○レン錠に変更してみたところ、痛みが和らぐことが分かりました。それも、きっちり10時間だけ。それから胃薬と併用して飲むことが習慣になっています。痛みがあると夜も眠れません。安保理論からどんどん離れていきます。「ガンの最後は痛くない」というような表題の本も読んだことがありましたが、本当に患者に接している医者が書いているのかと疑うようになりました。まず痛みをコントロールしなければ、精神も破綻しそうです。ともあれ、ひとつ希望がうまれてきたので、さらに口角をあげて前向きに生きる気持ちが沸いてきました。 一時的な現象かも、という気持ちは頭のすみからも取り払うようにしたいものです。