鍼灸師が臨界水なるものをガンの患者に注射して・・・

鍼灸師が臨界水なるものをガンの患者に注射して、無資格医業の疑いで逮捕されたという昨日のニュース。容疑者は鍼灸師の資格を持ち、大阪市天王寺区の「臨床免疫代替医療研究所」の所長を自称。千葉県内の別の民間施設で製造したとみられる「臨界水」という水に漢方薬を混ぜるなどして、免疫力の向上をうたい患者に注射していた。詳しい成分や健康への影響は分かっていない。逮捕容疑は昨年9月〜今年9月、天王寺区の研究所などで、医師の資格がないのに、大阪府の女性2人と広島県の女性1人に注射をした疑い。「少しでも回復してほしいと思ってやった」と供述している。 同課によると、料金は皮下注射が5千円で、静脈注射は1万円。今年7月、男性が「がんで死亡した妻が研究所の治療を受けていた」と府警に相談していた。死亡との因果関係は不明という。


臨界水を検索にかけたところ、臨界水ではなく超臨界水が数多くヒットします。水に圧力をかけながら温度をどんどん上げていくと、水という液体でもなく、水蒸気という気体でもなく、もちろん氷という固体でもない状態(超臨界流体)に変化するそうで、それを超臨界水と呼ぶらしい。この超臨界水は水や水蒸気にないすぐれた特性を持っており、それを利用してダイオキシンなどの有害物質を分解したり、廃プラスチックを再資源化する技術に応用され始めているらしい。たぶん、臨界水は超臨界水とは関係がないものと思われますが・・・熱すぎて取り扱えない。 


自然界において超臨界水が発生する状況が考えられます。海底深いところでのマグマが湧き出しているような場所では超臨界海水が発生してもおかしくない。その影響が昨日の話題にした海洋深層水に及んでいるというのを想像してしまいます。超臨界水は人間の体内に取り込めばどうなるのか、ダイオキシンのような有害物質が体内から排出されるの・・・かも、私の身体も再資源化を希望します。