今度はやなせさんに腎臓ガン

漫画家の里中満智子さんのサイトにあるガン闘病について書かれてある部分で確認してみたところ、昭和54年、31歳の時に子宮頚ガンを発症、その後、部分切除手術を何回も受け、放射線治療も受けられたようです。そして、丸山ワクチンについての記述はまったくありません。やなせさんのおもいちがいでしょうか、もしくは、他に理由があるのかもしれません。ガンは何時まで経っても転移や再発が心配され、不安が残ります。万が一の際に頼りになるのは医師や病院。有名人であってもガン患者の立場は弱いものです。


2005年、今度はやなせさんに腎臓ガンが判明し手術を受けました。そして、その後に膀胱ガンを発症、内視鏡での手術を10回ほど受けた後、最後には放射線とBCGを併用する治療をうけて一応の治癒に至ったとのこと、そのへんのくだりはHP「がんサポート情報センター」上で、がんばらない医師、鎌田實さんとの対談に載せられてあります。ところが、この対談にも丸山ワクチンに関しては一言も載せられていません。それは、「がんサポート情報センター」は、エビデンス(科学的根拠)に基づいた標準治療法や最新情報の研究成果をはじめとして、医療情報、患者さんの実像をとらえたレポート、がんを取り巻く社会状況などを総合的に紹介する「がんの情報ポータルサイト」だからです。やなせさんが膀胱ガンに対して受けた「BCGによる治療」というのは、丸山ワクチンと同様に結核菌をもとにした生物学的製剤(丸山ワクチンは人型結核菌、BCGは牛型結核菌)で、丸山ワクチンの承認を阻んだといわれる大阪大学の教授さんが研究していた治療法です。皮肉にも丸山ワクチンと同様な古典的な免疫治療薬によって治ることができました。一方はエビデンスがあると承認され、一方はいまだに有償治験薬の立場です。


アンパンマンには「正義とは何か、傷つくことなしに正義は行なえない」というメッセージをこめています。これは、大人からすると、決して容易なテーマではありません。人間は成長するにつれて、物事を知識で判断するようになりますが、子供は、その本質をテレパシーで理解します。「絶望の隣は希望です!」130ページより。


いつもコメントをありがとうございます。これからはコメントに返事をしませんと宣言しましたのも、ブロクを書くより、返事を書くほうが気をつかってしまうように思えたからです。あしからずご了承いただきたくお願いします。カラーボールというのも頂戴していますが、まったくこの仕組みも理解できていません。