代替医療の耳鼻咽喉科医院へ

先日は愛知県の尾張旭市にある樋田耳鼻咽喉科医院というところを受診してきました。週の半分は保険適応の耳鼻科であり、あとの半分の日はガンなど難病に対する代替医療の診察に別れています。こちらは保険適応外の治療ですので初診で5000円、再診で4000円がそのつどかかるようです。院長の樋田和彦さんは、主にオーリングテストを利用して治療に当っているとのこと。とうとう私もこんな診察、治療を受ける立場に追い込まれたかという気持ちがしないでもありません。もっとも上咽頭ガンは耳鼻科領域の病気ですので、とりあえず保険適応での診察をお願いしました。


2階建ての建物は小さい頃に通った医院の匂いがします。診察室にはいるとこちらもなつかしさを感じる医療器具がずらりならんでいます。この雰囲気はいやではありません。病状を説明し、患部の診察もそこそこに、オーリングテストでの診察が始まります。検査の結果、ガンを発症する4年ほど前、今から8年ほど前に大きなストレスを感じる出来事は無かったですかとのお尋ねです。


そうきたか・・・銀座の母もテレビで同様のことをしゃべっていたような気が・・・まぁ、思いあたることは多々あるのですが、それがあったとしても、それを今更もとに戻すことは出来ません。あったとしてどう治療を行うのかとの疑問がわいてきます。実際の治療というのは針や灸などと心理療法のようなものと、オーリングテストで分かるさまざまな感情、これは左脳にわくそうですが、このいやな感情を忘れるのではなくて、これと対になる感情を右の脳に呼び起こすことのようです。実際の治療は受けていない段階なので、漠然としていて簡単には理解できません。耳鼻科の診察を受けているというより、心療内科の診察を受けているような感覚ですが、これでガンの症状が改善されればありがたいことです。


後に4〜5人ほどの患者さんが待っているにもかかわらず、たっぷりの時間をかけての診察でした。オーリングテストを受けただけですが保険適応で初回は930円の診察費も安い。しかし、これは費用対効果でかんがえるべきものです。一番に気にいったのは診察室に入ってすぐの時でした。それはツギハギだらけの患者用のイスがとてもすわり心地がよかったからで、院長のイスよりもよさそうに見えたからです。まずイスに注目してしまいます。というのも犬猫病院では獣医師も飼い主さんと同じように立って診察を行なうからです。次回も保険適応の日に出かけて、今度は治療を受けてみたいと思います。簡単に治るとは思えないけれど、とりあえず癒されるかも。