1年2ヶ月ぶりのMRI

先日に記載した理由から、体の内部がどうなっているのか気になりました。そこで、主治医のいる病院の耳鼻科へ診察を受けに出かけてきました。主治医がいる病院というよりもガンの告知を受けた病院です。出かけるたびに主治医は日替わり○○状態です。


「ひさしぶりの診察だけど、体調のほうはどうですか?」「まだ丸山ワクチンは続けているのですか?」などとの言葉はありません。ずっと診療カルテを映し出すモニターを眺めたまま。さすがに、4年も経過しているので「手遅れにならないうちに、早く治療を始めるべきです」とか説得するような余計な言葉もありません。最近の体調を告げ、MRIを受けたい希望を話したところ、 「じゃ、今から撮りましょうか」との答えが返ってきました。前回に、MRI検査を受けたのは1年2ヶ月前、違う医師だったのですが、予約のモニターを見ながら、3ヶ月ほどは予約で一杯ですね〜といいながら、こっちに顔を向けて「それまで待てないでしょうね?」ジョークともとれる言葉に、どう返答しようか迷ったことを思い出します。(ささいなことを根に持つ性格なのです。) そのときは10日後ぐらいに予定を入れてくれたのですから、今回のこれから撮りますかという言葉には、語らずとも医師の誠意を感じます。

それでも

治療を断わったのは、早く死を望んでいる、のとはイコールではありません。生活の質を考慮に入れ、患者なりに長く生き延びるすべを考えた結果であるわけですから、数々の症状や精神的な悩みに対しては、対応できるのであれば受け入れたいという気持ちがあります。まぁ、耳鼻咽喉科医にそれを求めるのはムリというものですが、「わたしで役に立つことは、何かありますか」診察の最後にでも、こんな言葉でもかけてくれれば、きっとありがたく感じたにちがいありません。


健康なひとには病人のつらさがわからない。ましてや自分の病気のことで精一杯のわたしは他人の病気に対して無頓着。そう反省する出来事がありました。相河ラズさんは、先日のブログで、入院前の検査で造影剤を使ったレントゲン検査を受け、薬剤を早く体から洗い流す為に水をたっぷり飲んでくださいと言われたという。でも、水分を補給するような体調になく、結果、おしっこがほとんど出ていません、とブログに書き込んでいました。その時点で多くのコメントが寄せられ、それは腎不全の危険性が大、すぐに点滴をおこなうべきだというもの。そして、ラズさんはすぐさま救急病院にかけこんで点滴処置で難をのがれたたようです。想像力と思いやる心があれば、病気をしたことがなくとも、そのつらさが判るひとがいる。私も人の非難は出来ない人間であることを感じました。


そうそう、MRIの結果ですが、はっきり言えばよくありません。場所的には狭い上咽頭のスペースですので、外部にも内部にも、これ以上、大きくなると支障がおきることが理解できました。さて、どうしたものか?