わたしも相変わらず

このところ相河ラズさんのブログを読んでいます。私と同じ上咽頭ガンの告知を受けたのが7年前とのこと。放射線抗がん剤の治療を受け、1年ほど前からブログを始められたようです。ブログを読むと現在はかなりきびしい状態のご様子、それでも明るく前向きに生きようとの姿勢が多くの読者をひきつけているようです。でも、同病の私から見れば、まったく前向きに生きる一助になるとは考えられないところです。切ない気分にさせられて、あまり寄りたくない気分になってきました。申し訳ありませんが・・・。


ハンドルネームが相河ラズ、これにはまいりました。私のハンドルネームはサンフラワー。そのまま、ひまわり とつければよいものを、恥ずかしくなりました。美化したい、もったいぶりたいという思いがしらずしらずにハンドルネームや中身の文章にも入り込んでいるように感じます。サンフラワーと名づけたのは、顔がでかいという外貌上の特徴からですが、昔見た映画「ひまわり」からとりました。


ソフィアローレンが演じる妻はイタリアに住んでいます。戦争でロシアに出かけていった夫、戦争が終ったのにもかかわらずもどってこない。ついに妻は探しに出かけます。ウクライナを走る列車のまどからあたり一面のひまわりの花畑が映し出されます。行けども行けどものひまわり畑、オイルの原料になるのでしょうか、感動的で印象に残るシーンです。白黒映画であるにもかかわらず黄色いひまわりで記憶に残っています。常に太陽に顔を向ける無数のひまわりは、その場を動くことが出来ません。あたりまえですが。人は望んだ道を進める人はごく少数、運命に翻弄されて、思いがけない道に入っていく、それでも、どんな状況のなかでも、人は自分が最善だと思う選択をし続ける。そんな気持ちにさせられた映画でした。夫はというと、現地で命を助けられた女性と所帯をもって幸せに暮らしていたのでした。2人の間には子供も生まれています。妻はショックを受け、何も言わずに帰国します。夫は追いかけて帰国し、状況を説明しようとします。バックに流れる音楽も感動ものです。もう一度、見たい。そういえば、サンフラワー号で船旅、九州あたりにのんびり旅行してみたい。今でも運行しているのでしょうか? そんな話をしたところ、ひとりで行って来なさいと言われました。冥土への旅とおんなじやね。


→ 相河ラズさんのブログ を紹介します。