直感を信じる

ガンの宣告を受けたときには、とうとうそのときが来たという思いがしました。人生という列車から途中下車させられたような気分です。置いてきぼりにされるという感覚がいたしました。医師はまだあきらめるのは早い、治る方法があるといいます。でも調べてみると、それはかなり体に負担がかかる治療で、体重が10キロも20キロも減少するのが普通だと分かりました。それでも死ぬよりましです。そこまでがんばっても5年後に生きている確率は、過去の実績からはたった60パーセントと言われたのには納得出来ませんでした。しかも、生きのこれるというのは、元通りの体になるというわけではなさそうです。免疫力を低下させる治療なので他の病気を患ったり、再発、転移してガン治療をずっと継続中の人をも含めての数字です。そんな治療を当然がごとくに患者に薦める医者の気持ちが理解できません。本当に治療にあたった経験があるのか疑いたくなりました。良医をさがすのは簡単だと言うのは神の手と称される外科医です。あなたはこの病気に対して、どれだけの経験を持ち、どれだけの治療成績を上げているか教えてくださいと、目の前の医師に尋ねればよい、ということです。文献上の数字と実際に手を下した感覚とでは違っているでしょう。この質問をすべきだったと感じます。



朝、目が覚めると、今日も精一杯生きるぞと宣言します。そして、寝る前には、今日一日を楽しく過ごせたことに感謝します。私には明日がない。それでも一日一日が充実した生活を送っています。負け惜しみかもしれません。南雲医師の本を購入しました。「50歳を超えても、30代に見える生き方」という本。つい衝動買いをしてしまいました。死ぬ直前まで若く健康でありたい。そのうち一日一食に挑戦したいと思います。いつになるかは今のところ未定ですが・・・