超高濃度ビタミンC療法を調べてみました

希望の抗がん剤・超高濃度ビタミンC療法という本を読む限りにおいては、かなり期待できそうな治療法だと感じました。実際におこなわれている方法を端的にいえば、50g〜100gのビタミンCを週に2回、1時間ほどをかけて点滴するという治療法だそうです。血中濃度(血清ビタミンC濃度)を400mg/dl以上に維持することによって殺ガン効果が認められるとのこと。経験的に25回〜30回ほど続けると、ガンが縮小したり、その効果がじわりじわり実感できるようになるとのこと。1回の治療費が2〜3万円。正常細胞に対する影響はほとんど無視できるほどだとあります。多分、それはその通りでしょう。むしろ風邪を引きにくくなるなどのビタミンC効果が認められるのは間違いないことでしょう。アンチエイジング、美白効果もあるかも。点滴療法研究会のホームページからは多くの病院がこの超高濃度ビタミンC療法をとりいれて治療をおこなっていることがわかります(全国で300以上の施設)。ビタミンCはコラーゲンを増殖させる、髪の毛がはえてくる、などと丸山ワクチンと同様の記述も見られます。しかし、実際には、抗がん剤と併用するのがベターとも書かれてあります。確かに、抗がん剤を併用する分では、丸山ワクチン抗がん剤に併用するよりも効果は認められることでしょう。


これほどすばらしい治療法であるなら、なぜ保険外治療法なのかという疑問が発生します。ブログ検索にかけてみました。そして、文献サイトにかけてみました。治療に使用されるビタミンCはアメリカ、もしくはスイスで作られたもの、そうならば諸外国での研究は進んでいるのだろうか、臨床試験はおこなわれているのだろうか、海外文献サイトにもかけてみました。しかし、今のところ、まったく不明です。治療についやされる時間と金額。コストパフォーマンスを考えると、今のところは消費税と同じく、先送りが妥当ではというのが現在での個人的な結論です。1回分の治療費で高級料亭の懐石料理が思い浮かびます。10回分の治療費でオーストラリア旅行を想像してしまいます。