突然の出血

一昨日の夕食後に突然に鼻出血、それがなかなか止まりません。たぶん上咽頭ガンのところから出ているので、鼻から外へ流れでるよりも、胃のほうに流れるほうが多く、再び再利用されるでしょう。でも、こんなに止まらないのは初めてのこと。喉の奥だから、押さえて止血するわけにも行きません。頭を高い姿勢に保ったまま一夜を過ごすつもりでしたが、夜中過ぎになって止まったようなのでペッドに入りました。一方では、悪い血とともにガンが押し出され、良くなる前兆かなどとも考えたりして、なんと楽天的。止血剤(アドナ)も服用しましたが、翌朝には元に戻りました。


そして、その次の日は仕事の後、午後から船戸クリニックへ、ノンびょう外来、院長と初めての診察を受ける予定日だったのです。船戸クリニックは超高濃度ビタミンC療法をもメニューにある病院なので、まえもって超高濃度ビタミンC療法について勉強しなおしておいていたのですが、前夜に出血という突発の出来事があったわけで、船戸院長からこの治療法を強く薦められたら、うなずいていたことでしょう。結果的に、もう少し、様子を見ることにしました。


たっぷり1時間ほどの診察は保険外診療なので1万円。もともとは外科のガン専門医、そして、代替治療を実践しており、しかも、ご自身がガンサバイバー(4年ほど前に腎臓ガンを手術で摘出されたようです)、豊富な体験からのアドバイス、考えうる選択肢、さらに、患者が自由に話すことで、自分がどうしたいか、頭の中をも整理することができます。手術が出来るのであれば、それが一番。それが出来ない状態であれば、治療法をどう組み合わせるが問題。体調と、時間的な余裕とふところぐあい。ガンは手ごわい、これで大丈夫という治療法はまだ存在しません。ましてや代替療法や漢方で治そうというのはさらに簡単には進みません。有益な診察でありました。


なぜ上咽頭ガンになったのだろう。これはガンの告知を受けたときから感じていることです。これが胃ガンとか腎臓ガンとか内視鏡など手術が可能なガンであれば、たぶん手術を選択していたでしょう。QOLの低い唯一の治療法を断わって丸山ワクチンを選択したのは、神さまからの啓示のように感じていました。超高濃度ビタミンC療法を考えているときに起きた鼻血、よくよくに考えれば、これは啓示なんかでなくて、弱気になって行き先を見失いそうになった自分に対して、神さまが、ちょっと試してやろうと思っただけに違いありません。カウント9でたちあがったような気分です。