グリーフケア産業

震災特需で過去最高益、福島県の葬儀会社こころネットが上場。福島県を地盤に、冠婚葬祭の式場運営と墓石の販売などを手掛けるこころネットがジャスダック市場に新規上場した、とのニュース。こころネットの菅野松一社長は「今後、墓石販売エリアを拡大させる」 と述べました。葬儀業はビジネス。それもこれから30年ほどは有望な成長産業であることも、だれもが感じていることでしょう。ビジネスチャンスだと、この世界に入る人も多いことでしょう。そして、それを非難するのは間違っているとも思います。人間は働いてこそなんぼ、生活保護に頼るのははずかしいことです。


しかし、喪主はひとりで、これらの業者に立ち向かっていかなければなりません。最近のアンケート調査では家族葬が好まれているようです。ところが、いざ葬儀となると、従来どおりの葬儀をあげることになるようだと感じます。事前に準備することが憚れるからだと思います。お布施の不明瞭さから、僧侶を呼ばない無宗教での葬儀を挙げたいと思う人もいるようですが、果たして、それらの人々は心底から無宗教の方々ばかりなのでしょうか? 葬儀のあり方を考える日々を送っています。これが私の現在の趣味、ライフワーク。この知識をいつかは生かしたいと考えています。つまり、葬儀産業へ参入しようと考えているわけでもあるのです。葬儀のあり方を変えたい。もっとも、知識を生かすまえに、命がどこまで続くかが問題ではありますが。