どこでもドア、で、どこでもCT検査

人生には、ところどころにドアがあって、それを開いて進んでいかなくてはなりません。一つのドアに鍵がかかって開かないときは、別のドアを探せばよいのですが、開かないドアに心をとられてしまい新しいドアに気づかずに無駄に時を過ごしてしまいます。ちょっと最近、目の前のドアが閉まってしまったような感覚になっているところですが、あたりを見回すと、あとは、天国へのドアしか開いていないように感じているのですが・・・。


鼻が詰つまることが多くなって、鼻呼吸がやりづらくなってきました。結果、夜中に目が覚め寝不足になることにも、これが不愉快な気分にさせられます。寝不足は免疫力を低下させるのでとくに困りました。ぬれマスク先生が書いた「抗がん剤は転移促進剤」という本には、鼻呼吸で自律神経のバランスが整えられる。口呼吸は有害だとあります。それで最近は、ぬれマスクをして寝ているのですが、効果が出てくれることに期待したいものです。


さらに、この本に書かれてあるなかで注目するのは、日本のCT普及率が人口100万人に対して63.7台で、アメリカの26.2、ドイツの17.2、イギリスの6.0に比べて、はるかに多いとのことです。さらに放射線治療機器の数も同じ状況のようです。当然、この高額の診断機器のもとをとるには、相当数の撮影を行なわなければならないことは自明の理。必要性があまりない患者にも検査が勧められている可能性があるという記述です。単純レントゲンより高い放射線被曝をあびることになります。1回のCT検査は胸のレントゲン線量の数100倍〜1000倍の放射線量(大体5〜30ミリシーベルト)。新たなガンが作られるか、もしくはガンの転移を促進しているのではないかとの指摘もあります。ガンの検査で遺伝子、DNAに異常をきたすのでは本末転倒。CT検査を医師から薦められた際には、 患者として確かな理由説明を受ける必要がありそうです。個人的なことですが、息子が勤務している動物病院にもCTが導入されたようですが、「元をとる」などとの考えが無いことを願います。