船戸クリニックへ

統合医療とは、医薬品や手術、放射線治療にたよる西洋医学だけでなく、鍼灸、漢方、気功、さまざまな植物療法、心理療法音楽療法などの代替療法を組み込むことによって、患者中心の医療を実践することをさします。その統合医療を実践する船戸クリニックの診察を受けにでかけてきました。4回目。ますますこの病院が好きになりました。ガンが良い方向に向ったというわけでは有りません。なぜでしょう。心が休まるような気がしてくるのです。 完全予約制なのに待合室に大勢の患者さんたち。 かといって、診察時間をせかされる感じはまったくなく、世間話をしても、ずっと聞いてくれそうなイメージがあるのです。ガンと立ち向かう為には、漢方だけではちょっとむり、他の治療法をも組み合わせればという医師からの気持ちも伝わってきます。身を案じてくれているのです。でも躊躇する部分があります。この病院ではビタミンCの点滴療法もおこなっているのです。いまだに踏み込めない理由、保険外治療であることも考えます。そのほかにも代替医療のメニューは数多くそろっており、やりだしたらきりがないと感じます。治療に専念することが出来れはよいのでしょうがそうもいきません。

医師も親切で、スタッフもみんなおだやかな感じがするのは、在宅医療、看取りの医療を実践している病院であることからすれば、不思議な気持ちもします。院長、船戸崇史さんが書いた本を購入してきました。本の帯に・・・「たとえ病気が治らないとしても、幸せな気持ちてこの世を去ることができる」いつかはこの世から旅立つすべての人とそのご家族を、深い慈愛と畏敬の念によって、幸せへ導こうと努力する医師の想いが、ここに・・・と書かれてあります。次回はこの本の内容について。

そして、まだ、たとえ病気が治らないとしても・・・という心境を受け入れる時期にはありませんが、ぜひキープしておきたいと感じる病院です。今回は十全大補湯と葛根湯加川芎辛夷とが処方されました。びわ灸を含んだ診察費が1400円で20日分の薬価がだいたい1600円でした。