気づき、気づかされの日々

体調はもとに戻りました。ただ鼻かぜを引いていただけだったのかもしれないという気持ちにすらさせられます。 ここ数日、ガン難民という言葉が実感できました。もうやるべき治療法がない、有効とおもえる治療法がないと医師から宣告を受ける。患者とすれば、まったく元気なのに、まったく死がまじかに迫ってきているとは感じられないのに、きっと困惑するしかないでしょう。他の患者さんが待っているので、長くなると差し支えます。今後の治療について話したければホスピスへ行くことをお勧めします。などと医師から言われたりすれば、さらに落ち込むことでしょう。私の場合は、自ら治療を放棄したわけですが、今の状態で病院に出かけて治療を受けたいと告げたとしても、やるべき治療法がありませんと同じように言われるに違いありません。そう考えるとやはり病状は進行していると認めざるを得ません。3年10ヶ月前の時点で60パーセントの5年生存率。あれから頸のリンパ節にグリグリが出来ているのが自分でも判ったので、5年生存率は0パーセントと自らの判断でもアウトです。もうあともどりが出来ないとも感じています。新しいペプチドワクチンが中国、シンガポールあたりで開発されれば別でしょうが・・・。


まだ丸山ワクチンへの信頼は懐疑的と考えている部分もあります。固形ガンの進行は遅いのです(患者は免疫力を低下させる現在の標準的な治療を受けるから、ガンの進行が早まって、結果的に死も早まるのだ)、とガンセンターの医師もはっきり述べています。あと5年経った後で、現在の状態でいることが出来ればそれははっきり丸山ワクチンのおかげだと確信することができるでしょう。この部分、自分は死ぬまで欲深い人間だと思います。


人にはある種の予知能力がそなわっていると感じています。動物であれば本能というものです。教えられなくとも赤ん坊を産み育てることを知っているようなものです。自分の現在あるのは自分がそれを望んだからでありますが、それは天からそう方向付けられたからに違いありません。夢枕、ひらめき、などでそれは直接、天から指示されるというものではなく、日常のなかに示してくれているのです。それに気づくかどうかが重要だと感じています。今まで、示されていたのに気づかずに間違ったことを行い、あとで後悔することもたびたびありました。ガンの宣告を受けたときに、私は天(もしくは自分だけの神さま)から守られていること、導きを受けていることにはっきり気づいたのです。40年ほど前に「丸山ワクチン」という本が出版され、それに興味をもって、本を購入したいと思った時点から、現在のことは必然だったように感じます。結論は、とどのつまり、脳にガンが転移してきたのかもしれません。