船戸クリニック

ひさしぶりに耳鼻科にでかけていって、とりあえずガンが消滅していないのを確認できたことは収穫です。 前向きにさらなる精進をしなければなりません。そして、次の日にでかけたのが船戸クリニックです。予約していたのです。右隣には自然食のレストランと代替療法の施設が、そして、左隣には老人施設、ディケアセンターがならんでいます。2週間ぶり2度目の診察。体温を測り、血圧は看護婦さんが測定してくれます。血圧がちょっと高いようです。待合には無料のマスクが置かれており、水ではなくて健康茶も置かれてあります。随所に病人に対するやさしさが感じられます。医師もしっかり患者の話を聞いてくれます。


ガンの患者はガンが治ることを期待して病院にでかけるのですが、それを求めるのは、ないものねだりというものです。感染症のように薬を処方すれば治るというものではありません。漢方の診察で、ガンが治る漢方薬を処方してくださいとの子供のようなことを言う患者に対して、ちょっとほほえんで、今、そういう薬をお出ししているんですよ・・・と返されてしまいました。前日の病院と対応がえらい違いです。精神的には楽にさせられました。鼻がつまるなど気分の悪い症状は続いています。


前回から続いて処方されているのが「十全大補湯」というお薬です。毎朝、パックに入ったものを煎じています。福田一典医師が書いた「漢方がん治療のエビデンス」という本を参照すると、十全大補湯それ自身に、がんの発生や再発を予防する効果や、転移を抑制する効果があることが報告されているとあります。富山医科薬科大学和漢薬研究所の斉木育夫教授のグループがマウスを使った実験で転移を抑制する結果がでていることが紹介されています。継続は力なり。丸山ワクチンへの相加効果、相乗効果に期待します。

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