きのこ系サプリメント メシマコブについて

先日にタイミングよく寄せられた(私にとってはそう感じられました) 抗がんサプリメントのひとつ、メシマコブがガンに対して有効のようだとのコメントに対して、一刀両断にバッサリ切り捨ててしまったところ、宣伝するという意図ではなくて、患者としてメシマコブを選択するしか道が無かったということ、その選択が良かったのか今のところ良い状況にある、本当に効いていると感じたので書き込んだだけとの再度のコメントが寄せられていました。ガンに対応する方法は、各部位によってそれぞれ違っていて、考えた末に決断したのであれば他人がどうこういうべきものではありません。申し訳なく感じました。(前回の記事に対するコメントを参照してください)


興味のあるサプリメントに関しては、ネット上にある医学文献サイト(メディカルオンラインー有料)で検索することにしています。メシマコブで検索したところ、医学的に興味があるデータは見つかりませんでした。(日本国内で) さらに、池川哲郎さん、山名征三さんで検索したのですが、こと日本国内ではメシマコブに関する研究を発表していないようです。


もう一つ、銀座東京クリニック福田一典院長が書いた「抗がんサプリメントの正しい選び方、使い方」という本があります。この本をいつも参考にしています。この本によると、メシマコブのようなβ―グルカンを単独で使用して、ガンを治そうとしいう考えはすすめられません。とあります。免疫力を高めてガンが悪化することもあるとも書かれてあります。免疫細胞の賦活作用を有するサイトカインの産生を増強するので、リンパ球系の悪性腫瘍に悪影響を及ぼす可能性がある。炎症性サイトカインやプロスタグランジン、活性酸素の産生を促進して、炎症の憎悪や、状況によってはガン細胞の増殖促進の原因となる場合もある、とも書かれてあります。リンパ上皮ガン。私のケースでは躊躇したくなる記述です。


銀座東京クリニックには昨年、一度だけ診察を受けに出かけました。ブログにも書いたことがありますが、院長は漢方のツムラ研究所から平成7年、国立ガンセンター研究所勤務を経た後、開業したように略歴が書かれてありました。ネット上にも、福田院長は漢方系、サプリメント系からのガン治療に関する情報を積極的に発信しており、それを読むと大変、参考になることでしょう。→ こちらから


毎日のように新聞に有名人の訃報が報じられています。原因を見るとガンであることが少なくありません。それで、最近はガンの治療が進歩してきているという主張は、ガンを患ってから先、ちょっと疑わしいと感じるようになりました。だからといって、代替医療がすぐれているとも感じていないのです。