代替療法について

最近に寄せられたコメントが、家族がガンになって、メシマコブという健康食品を服用したところ、快方に向かっている、との体験談です。しかも、ご丁寧にそのメシマコブというのは特定の販売会社からのものでなければ効果がないとのアドバイスが添えられていました。お役に立てればと思って・・・そして、あなたも快方に向かうことを願っていますと親切なコメントです。プロフィールに、獣医師だと載せているにもかかわらず、このようなコメントが寄せられました。しかし、丸山ワクチンだけに頼るのは心細いという昨今の状況。そんなときに、すかさず送られてきた情報。すっと引き込まれそうな気持ちになりました。でも即刻、コメントは削除させていただきました。貴重な情報をこっそりと私だけに、との好意を無視してしまいまい、ちょっとだけ後悔しています。


先日に出かけた郭林気功。そのテキストを読み返してみると、一番に大事なことは、これで治ると信じることと書かれてあります。たしかに、自分の行なっている作業を疑っていたりすれば、作業効率は悪くなる。気功を実践しているときには、必ず効果があると信じながら行なうのは必然のことです。しかし、一旦終ってからのちは気持ちのスイッチはオフに切り替わります。本当のところを言えば、気功を実践することでガンが消滅するとは信じられないのです。常に正しいのかと検証してしまいます。


さきほどの健康食品と郭林気功との違いを考えたりします。ガン患者を対象にする代替療法は無数に存在します。どれが本物で、どれがビジネスか、その違いは、郭林気功が無料で、善意で開催されていること、そして実践していて楽しいこと、それ以外の違いは考えつきません。メシマコブが初回の一ヶ月分だけ無料だとあれば、はたして飛びつかなかったでしょうか。一旦、ある代替治療を容認すると、次から次へと受け入れてしまうように感じます。つまり代替治療に対するハードルが低くなるのです。宇宙、そして大自然、生かされている人間の存在、生と死、現在のガン治療に不満を持っている人は、代替治療の迷宮に入りこんでしまうことでしょう。



ねむけ頭で書いた不適切な表現部分を削除いたしました。<(_ _)> まだあるかも・・・