告知から3年7ヶ月が経ちました

現在の体調は悪くはありませんが、少しずつ良くなっているという・・・感覚はまったくありません。だから、将来のことを考えると不安になるときもあります。ただ、日常の生活をするうえでは、不都合は感じられません。


告知を受けたとき、苦しいと感じられる標準治療は受けたくない。でも、ガンから逃れたいという気持ちはおおいにありました。丸山ワクチンを信用していないわけではないのでが、色々な代替治療についてネット検索して、その内容をメモ代わりにブログに書いてきました。切羽詰ったときには、これを使おうというような感覚です。今、読み返すと恥ずかしい限りです。何か方法があると期待していたように感じます。本当に効果が認められる治療法があるのであれば、すでに標準治療に組み込まれていたでしょう。大勢のガン患者さんがいて、そのほとんどの人が代替治療に関心を寄せているのです。効果が認められるのであれば、患者さん達からの報告がネット上に氾濫していることでしょう。


笑いヨガというのがあります。笑いは免疫力を高めてくれる。身体の状態は、心のあり方によって影響を受けている。これだけは今でも確かなことだと思います。それを数値化して、実証したのが日本医科大学の吉野槇一教授の研究です。吉野さんはリウマチ科の医師。リウマチの患者さん達に対して、お笑いの落語を聞いてもらった前後で血液検査を行なったところ、炎症を亢進させるサイトカイン、インターロイキン-6が有意に低下することがわかりました。その他にも炎症を起こさせる体内物質、コルチゾールの値も笑いによって低下することがわかりました。実際にリウマチに対する自覚症状も軽減されました。さらに実験を進めたところ、笑いだけではなく、ぐっすり眠った後や、大声を上げて泣いた後にも、免疫力が上がることが証明されました。ガンの告知を受けたときなど、過度の精神的なストレスを受けたときには、まず素直に自分の気持ちをあらわにして発散させることが、治癒に繋がる道。笑いたいときには笑い声を上げて大いに笑い、泣きたい時には我慢をせずに声を上げて泣く、そして、その後はぐっすりと寝る。これは、ガンに対しても有効な方法だと思います。


さっそく、涙が出るような悲しい映画のDVDを借りてまいりました。しっかり、泣きたいものです。「サイモンバーチ」が最適です。僕が生まれてきたのには意味がある。神様の使命を帯びて生まれてきた、というフレーズを思い出しました。