昨日の梅澤充医師のブログ

昨日の梅澤充医師のブログには、イレッサの裁判に関しての主張が載せられてありました。その内容は、イレッサ裁判で中心的な役割を果たしている遺族と直接に話をする機会があって、裁判への認識を改めたというものでした。


原告団ドラッグラグの解消、新薬の早期承認を国に求める活動を提訴と同時に行っているとのこと。だからモンスター遺族ではないということ。イレッサの製造の取り消しをも求めているのは弁護士の考えであり、原告団の考えではないこと、訴訟戦術上のことであったということ、そして、こんなことを言う遺族の話しは信頼できると感じたということです。マスコミの報道によって、色眼鏡を通してみていた自分が恥じられるとの内容です。



まあ、ひとの考え方はそれぞれですが、患者本人ではなくて、遺族が訴えるという部分にはなにかしら違和感があります。ガン患者の周囲の人もつらい状況にある。患者は死ねば悩みは消えてしまうけど、周囲に居た人たちは、その先もずっと悩みを抱え続ける。死んだあとも、周囲の人が悲しみつづけないように、患者自身が、思いのほどを、世話になってありがとう、先に行ってるよ、などとケアする文章を残しておかなければいけないと感じたりします。ガン患者本人も大変です。丸山ワクチンという世間から認知されていない代替療法を選択したのですからなおさらそんなことを考えてしまいます。