ガンを治す4か条

1 ストレスの多い生活のパターンを見直す
2 がんの恐怖から逃れる
3 免疫を抑制するような治療を受けない。受けているような場合はやめる
4 積極的に副交感神経を刺激する


安保徹教授が示すガンを治す4か条は、手術、抗がん剤放射線治療を断わられた末期のガン患者、そして、みずからの意思でこれらの治療法を断わったガン患者にとってバイブルのような標語。つまり私のようなものにとって、この言葉に何度、気分的に救われたことか。 標準治療は免疫力を抑制するのでできるだけ受けるべきではない。 私の考えは、行動は正しいかったのだ、少なくとも他にも道があるという考えは、私だけではなかったという気持ちがして、安堵し、交感神経から副交感神経優位へチャンネルが切り替わって、さらに免疫力が高まるように感じます。


でもね、安保徹教授の主張が全面的に納得できるかといえば、そうではありません。だって私は獣医という仕事。動物にとってストレスとは何かを考えてしまうのです。鎖につながれている番犬の場合は、自由にしてやるということが生活のパターンを変えるということになるのでしょうか。番犬はほえるのがお仕事、いったいどうすれば、ほえなくさせるのか判りません。さらに、常に吠えまくる犬はガンを発症しやすいのか? そんなふうには感じたことがありません。むしろ、おとなしい犬種のレトリーバー系の大型のワンちゃんが遺伝的にガンになりやすいのは理由がつきません。盲導犬に使われているラブラドールは、やはり、盲導犬としてのお仕事が大きなストレスになっているのでしょうか? 


ストレスということばは便利。どんなときにも使えるように感じます。長年の仕事に接してきた経験からは、怒りたいときには、ワンワンわめき散らかす。眠たい時には寝る、不眠症とは無縁の生活がストレスを感じない状態であると感じます。自律神経とガンとの関連性の動物バージョンを、だれかに疫学的に統計処理をして発表してもらいたいと思います。もちろん、ガンを治す4か条はできる限りにおいて実践し続けたいと考えています。