がん共生時代―支え合い

入院中から退院後まで、おなじ病気を闘う仲間と情報を交換し、励ましあえたら、どれほど心強いことだろう。 今日の読売新聞の朝刊に載せられていた記事から。茨城県の筑波記念病院、血液内科の患者でつくる「こぶしの会」は 多発性骨髄腫で入院していた吉沢孝子さん(63歳)が退院後の2006年に設立した。

入院していた10ヶ月間、不安や恐怖に押しつぶされそうになった。当事者でないとわからない気持ち。何でも患者同士で話し合える会を作りたい、そう主治医に伝えると、喜んで設立に協力してくれた。2ヶ月に1回、院内で開く「おしゃべり会」は10人ほどが参加する。「働けないのに、一粒3000円もする薬は続けられない」「友人は、もう治ったんでしょう、と簡単に言うけど・・・」

こうした院内患者会は全国に広がっているが、運営には病院側の理解が不可欠だ。患者会というと病院側と対立する印象をいだく医療者もおり、設立や運営に苦労する団体もある。「院内患者会世話人連絡協議会」では、院内患者会設立マニュアルをホームページ上で公開している。


うちのかあちゃんの最大の悩みは毎日の献立を考えること。たまに相談を受けるのですが、採用されたことは一度もありません。それは、いつも菜食に近い献立を注文するから。外見上はたぶん、健康そうに見えるだろうと、一緒に告知を受けたのに、治療を断わった時も一緒に居たのに、「もう治ったんでしょう?」 いつもそんな態度を感じます。当事者でないとわからない気持ち、家族からも、時には励ましを受けたい時も・・・「じゃ、今日は私も玄米菜食にするわ」と一度ぐらいは言って欲しい。