ガンに寒天、ためしてガッテン

海藻のテングサの煮汁を固めたものがところてん。そのところてんを凍結乾燥させたものが寒天。NHK「ためしてガッテン」平成17年2月16日の放映分。寒天は生活習慣病に効果がある。食前に寒天を3ヶ月間 摂取することで血糖値、コレステロール値、体脂肪値が明らかに改善した。1日に摂取した量は170グラム、寒天は1〜2パーセントの濃度で作られるので、実質は2グラムほどの食物繊維になる。さらにガンに対しても効果がある可能性が大と紹介されていた。


タカラバイオKKでのガンに関する研究データからは、寒天の分解によってできるオリゴ糖をアガロオリゴ糖と呼び、皮膚がんを植えつけたマウスに、このアガロオリゴ糖を自由に摂取されたところ、明らかにガンの発生が抑えられたという結果が認められた。

→ タカラバイオKK 

寒天からこのアガロオリゴ糖を作る方法、つまり、たまらない寒天を作るにはレモン汁のような酸を加え、加熱することでできる。これは寒天の網目を酸が切ってしまうため。ただし、固まった寒天を摂取した場合でも、胃酸によって分解されて、アガロオリゴ糖が作られるという意見もあるようです。


固まらない寒天の作り方。

棒寒天 1本 (約6グラム)
水 カップ600㏄ (1〜2パーセント)
ポッカレモンなど 大さじ3

これを火にかけて沸騰したら、ごく弱火で10分ほど加熱する。
加熱時間が短いと固まってしまうこともある。
冷蔵庫で1週間は保存できるとのこと。