徳田虎雄さんの記事

今週号の週刊ポストに載せられていた徳田虎雄さんの記事。2002年ころから筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患って、闘病中にあるという。現在では動かすことの出来る筋肉は眼球を動かす筋肉だけで、生命は人工呼吸器に頼っている状態にあるという。透明のアクリル板に書かれた文字を目で追い、それを反対側に立つ人がそれを確認する。本人の意思を知る唯一つの方法だという。頭だけははっきり機能している。本人からのメッセージ。


これからも、もう1回、勝負の時がきたと思っています。発展途上国には治療を受けれない為に死んでいく人たちが大勢いる。そこに病院を作ることによって人を助ける使命を与えられたと思っている。それを分からせる為に病気を授かったことに感謝している。そうでなければ、とっくの昔に交通事故などで死んでいるはず。たしか、そんな内容の記事でした。徳州会病院グループは今回の大地震の被災地へも、まっさきに医療団を派遣し、支援活動を行っているという。


なんでガンになったのだろうと考えることは無意味だと思っていた。過去はなかったことにできる。不規則な生活、食事内容、ストレス、その原因を探ったところであまり意味がないと思っている。なんでガンを授かったのだろうかということを考えることは意義があるのかもしれない。神様がアルツハイマー脳梗塞とガンのなかからガンを選ばせてくれた。この恩恵を、これから先の人生に生かさなければならないと感じる。