周囲に隠し続けた闘病生活

昨日にキャンディーズのスーちゃんが乳がんのために亡くなったというニュース。結婚した翌年、1992年に左胸の乳ガンが見つかったという。早期発見、手術で難を逃れた。その後、右胸にもガンは転移、昨年秋には、肺や肝臓など、多臓器にわたり転移が認められていたようです。55歳。若い人が先に旅立たれるのは悲しい気持ちになります。心よりご冥福をお祈りします。私の場合は、闘病という気分ではありません。もとより覚悟はきめている。できることなら、ガンと闘うよりもお友達になりたいと願っている。


先日、しばらくぶりの知人と話を交わす機会がありました。話の流れで、健康問題に話題が移ります。実は1年ほど前にガンの手術を受けたと言うのです。手術の痕を見せてくれました。大腸がん。S状結腸ガン。腹腔鏡手術で切除したので傷口はすでに分からないほどになっていました。手術後の経過が良いから話してくれているわけで、さらにガンが発見された状況をくわしく聞きだしたりします。


お腹に痛みが起きたことから病院で診察を受けたとのこと。その前には下血も見られたけど、痔だと判断していたとのこと。肛門から内視鏡を入れられたところ、ポリープが邪魔をしてそれ以上、入っていかない状態だったという。組織を採取しての検査ではガン細胞は見つからなかった。その後、切除手術を受けたとのこと。切り取った組織を顕微鏡で調べたところガンであることが判明した。自己負担は30万円ほどだったという。


運がいい人もいる。けど先のことはだれにもわかりません。地震の被害に会われた人の中にも同じような境遇の人もいたことでしょう。今日一日が無事に、楽しく、おだやかに過ごすことが出来ただけでありがたいという気持ちになります。よかったね、実は私もね、3年ほど前にガンの告知を受けたんだよ・・・治療を受けても、治る見込みが小さく感じたので、治療を受けないという選択をしたんだよ・・・いつの日か、こんな話をする時がやってくるでしょうか。同情されるか、驚かれるだろうか、はたまた、あきれ返られるだろうか。そのときは明るく話せる状態であってほしい。