みんな元気で

地震の被害にあわれた方々へ心よりお見舞い申し上げます。


一瞬にして命がなくなった方々、そして、わたしのようにジワジワと死がせまっていると感じている人間と、どちらが幸せなのだろうか。 偶然にも死後の段取りについて考えていたところへ大地震のニュースだった。


あるアンケート調査で、1000人を対象に、自分が死ぬ日が分かったならば、それを知らせてほしいか、知らせてほしくないかを調査したところ、96%のひとが教えてほしくないと答えたという。これは 「最高の人生の見つけ方」という映画のなかでのセリフ。主人公はジャック・ニコルソンモーガン・フリーマン。ふたり共に余命を宣告されたガン患者で、それならばと、抗がん剤での治療をほおって、今までやりたくてやれなかったことを実行する旅にふたりで出かけるという内容だった。主人公はアンケートには、少数派の4%の教えてもらいたいほうだと答えるのだが、わたしも同様に答えるだろう。 残りの人生が限られているのであっても知らせてほしいと思う。どちらであっても、同じような生活が続くことは間違いないが、今の日常がより輝いて見えるだろうと感じてくる。人生の価値を教えてくれる、すばらしい映画だった。死ぬまでにやっておきたいことは、ごく身近に存在する。