崖っぷちでふみとどまる

耳鼻科へ診察に出かけてきた。ガンの告知を受けた病院である。こちらは1年2ヶ月ぶりになる。内視鏡で覗いた映像、モニターで見ると明らかに大きくなっているのが自分でも確認できた。落胆を感じる自分を感じた。2ヶ月前にセカンドの病院で内視鏡の検査を受けたときは「それほど変化はありませんね」 (こちらにはモニターがない) といわれていたのに、2ヶ月の間に急成長した原因はなんだろう。


病院から帰ってくるとたんに身体のあちこちが痛くなる。肩が凝る。腰が重い。頸も痛いような気がする。食欲がなくなる。病は気からということばを逆の意味から実感する。かすかに良いと思われる点は、根元の部分は広がっておらず、風船のようなものがぶら下がっていることだ。ちょん切りたくなった。いかんいかん、ガンは我が身体の一部だ。ともあれ、ブログを書くという意欲がなくなってきた。もう治療法がありませんと言われたガン患者の気持ちがよく理解できた。


2月の雪、3月の風、4月の雨は美しい5月のためにある。いつかは治ることは判っている。そのための方法は頭のなかに、このブログのコメント欄に、神様から示されることだろう。ありがたいことです。 感謝するしかありません。