衣替えのシーズンに

だいぶ暖かくなってきたので、衣替えを行ないました。かあちゃんがそれを見てこう言います。「クリーニングに出さなければ・・・そのまま入れておくと汗でカビがはえて来年は使えなくなるよ」 確かに、もっともな意見ではありますが・・・


ガンが分かったのが4年前の7月で、次の年の3月ごろに衣替えをしたときを思い出します。もう冬には着ることはないだろうとかさばる冬服を大量に処分しました。それはうれしい誤算、はやまった誤診でした。それ以降、毎年の2回の衣替えをするたびにそのときの気持ちを思い出します。


今回だけは、今の体調がずっと続くことは望んでいません。丸山ワクチンで免疫力が高まり、奇跡的にガンがアポトージスを起こすのでない限り、もう衣替えはしたくない。というかできないでしょう。


ても、声に出して言う事をはばかられます。かあちゃんもどんな気持ちで「クリーニングに・・・」と言っているのか、それは願望というより、先のことは考えないという気持ちからだと思われます。神のみぞ知る。その時まで粛々と生きるのが私たちの使命。考えれば、だれにだってその時は突然やってくるのです。

弱きになったり、強気になったり、困ったものです。