社会貢献活動

先日、スーパーで「雪国まいたけ」が作ったモヤシが売られていました。モヤシといえば安い時では10数円で売られているスーパーの目玉商品。そんな食物に大企業たるものが新たに参入するメリットがあるのだろうかと。しばらく経った頃、あるテレビ番組のなかで、一人の日本人がバングラデシュで現地の農家に対して緑豆の栽培を奨励しているというのをやっていました。緑豆といえばモヤシの原料。このモヤシの原料を一手に買い上げて、日本の企業に輸出しているのが元「雪国まいたけ」の社員で、利益を上げる活動によって現地の農家の収入が倍増しているとのこと。つまり、緑豆の栽培がバングラデシュの貧民の生活向上に役立っており、そして雇用も生み出している。


目薬のロート製薬とトマトジュースメーカーのカゴメ、ポテトチップスのカルビー の3社が東日本大地震で親を失った孤児に対して無償の奨学金を援助する組織を立ち上げた。こんな取組みもテレビで紹介されていました。企業が存在するうえで社会的貢献をする義務を背負うのが当然だと、立ち上げた社長がにこやかに答えていました。


そして、つい最近は自動車業界のニュースです。アベノミクスによるものかどうか、円安の影響で輸出産業が好景気になり春闘では満額回答が続出したようです。雇用者の給料が上がって、それが回りまわって景気の回復につながる理屈です。自動車業界も多大の社会貢献活動を行っており、それをただ知らないだけかも知りませんが、こちらはにこやかに対応することはできませんね。


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