最先端医療技術ー陽子線治療

人口に対する医師の数が多いのはキューバだと紹介されていました。しかも原則、医療費は無料だとあります。やっぱり社会主義国家はすごい。でも、日本の医師が研修にでかけるのはキューバではなくてアメリカですから、医療水準については・・・・・。アメリカの医療水準が高いことはだれもが認めるところです。そして、アメリカには公的健康保険制度がないともいわれています。リッチな人間だけが高いレベルの治療を受けることが出来て、生命を長らえることができる。そうでなくとも、お金を持っている人ほど治療の選択肢が増すことは確かなことです。ある観点からは公平な制度ではないかと感じます。中途半端なのが日本の保険医療制度ではないでしょうか?


昨日の話題にとりあげたのが陽子線治療です。治療にかかる大体300万円といわれる保険外治療費を負担できるガン患者から治っていくのも当然のことのように感じます。少なく見積もっても140億円がかかるといわれている陽子線治療施設の建築費をまかなっていくに1人あたりの治療費300万円ではペイしない、もっと高額でも妥当のようにも感じます。民間での施設が計画されないのは当然のことです。その足りない分は利益を得るリッチなガン患者だけでなく、万民に課せられた税金で負担する。そして、5年後、10年後には健康保険税を支払っている人々によって支えようという仕組みが構築されようとしているのです。世界中で一番に不公平なシステム。世界中には25箇所の陽子線治療を行う施設があり、そのうちの5箇所は日本にあるそうです。愛知県内にあと2箇所が増えることになります。私たちの未来、というよりも私たちの子供たちの未来はどうなっていくのかが心配で仕方ありません。老い先短いガン患者の憂いです。