ガンになってからの食べ方、生き方

私にとっての座右の文庫本「ガンにならない食べ方、生き方」のなかで、ガンを予防する食事メニューが紹介されています。ガン患者の食事の原則。朝食はニンジン+リンゴジュースでそれにキャベツやしょうがやタマネギを加えても良い。午前10時と午後3時には熱いしょうが紅茶を飲用する。昼食と夕食は玄米食を茶碗に軽く一杯づつ。味噌汁、漬物、ヒジキ、佃煮、野菜中心のメニューにする。小魚の醤油漬け、あじの干物、イカ、タコの煮込み、重症な人ほど、揚げ物、油もの、動物性の食品は慎むことが重要です。なお、週1日のみを、朝、昼、夕ともに、ニンジン・リンゴ・(キャベツ)ジュースダイエットの日にあてるのも、胃腸を休め、血液を浄化し、病気を治す抵抗力をつける一つの方法です。


ガンが判ってから、だいたい、こんな方向性の食事を続けていたのですが、たぶんそのせいで体重が10キロほど減り、BMI値が22ほどの理想的な体重になり、生活習慣病とは縁のないような体調になったように思えます。でも、ガンだけが徐々に大きくなってきている。ここで食事内容をどうするか、選択肢は2つ。ゲルソン療法のように、さらに厳密に玄米菜食に向うのがひとつ。でも、暑くなって体がエネルギーを求めている。糖分をほしがっている。でも、PET検査の際の摂取したブドウ糖がガンと脳へ真っ先に集積している図が頭の中から離れません。思い浮かぶもうひとつの方法はオーソモレキュラー療法です。ガンになったからこそ肉を食べなさいという薦めです。これが正しいか間違っているかは抜きにしても、ガンも怖いけれど、生活習慣病にも気をゆるせません。


糖質を制限するという、かまいけ式ダイエットというのがあります。糖分摂取を制限することで、健康的にダイエットするとの方法です。もともと糖尿病を改善する為に医師によって開発されたもの。糖質とはブドウ糖などの甘いものだけでなく、ご飯や芋類に含まれる澱粉をも指します。炭水化物は糖質と食物繊維の合計で表されます。たとえば、豚肉、鶏肉、牛肉など肉類は糖質ゼロ。魚類も同様。根菜類はダメで、野菜は微妙、小松菜、ほうれん草、ミズナ、チンゲンサイ、春菊などは大丈夫だそうです。糖分を取らなくては脳が働かなくなるのでは、という疑問が起きます。「脳のエネルギーは脂肪由来のケトン体で不足することはない。もし、動物が1日エサにありつけなかったら脳が働かなくなるとすれば、野生動物はみんな滅びる」と開発者の釜池医師はいいます。糖質がエネルギー源として使われると、活性酸素が発生し、老化を早めるとも主張します。しかし、急に低糖質食に切り替えると体調不全におちいることもあるので、徐々に切り替えていくことが重要なことのようです。丸山先生もどんどん栄養を付けるようにとガン患者に指示を出していました。ということは、玄米だけはそのまま、糖質を控える分をタンパク質で補う食生活を考えています。1グラムあたり糖質とタンパク質は同じ4キロカロリーです。