丸山ワクチンの体験談より

丸山ワクチンの普及をはばんでいるのは、世の中にはびこっているガンコ頭の医者のせいだと、和私は思っている。東京都文京区・内科医・近藤茂夫さんの体験談より。私は前々からこの薬に医者として興味を持っていた。医学は自然科学だ。だから一番大切なのは、観察と事実の積み重ねだといえる。そのことを、丸山先生は20年以上も地道につづけてこられた。各種の病原体から起きるいろいろな病気に、驚異的な効果をあげるあのペニシリンにしても、最初はフレミングの偶然の観察から発見されたものだ。彼はブドウ球菌を培養していて、ふとそのなかに混じった青カビがバクテリアを破壊する状況に気づいた。そのカビを培養してペニシリンと名づけた。この薬も人体薬として活用されるまでには、あと13年にわたる研究の積み重ねがあった。丸山ワクチンも、これと似た境遇にあると私には思える。


今から4年前に、私の患者に60代の食道ガンの方がいた。思いあまった家族の方が、懇意にしている私のところに相談に見えた。即座に私は、丸山先生をおたずねするように薦めた。先生にお会いして納得した家族は、私に治療を一切任せてくれた。ワクチンを注射しだしたのは、47年10月、この患者の場合はどうしたのかすぐには効き目があらわれなかった。反対にものが食べれなくり、ますますやせてきた。体重が51キロから40キロ以下になり、寝たっきりで動くことも出来なくなり、状態は絶望的だった。もうだめだな、と医者の感で私は思った。


丸山先生に相談すると、栄養注射をどんどん打ってください、と言われた。これまでの常識では、栄養を与えるとがん細胞が増えるので、栄養注射はしてはいけないというのが常識だった。しかし、丸山ワクチンを使う以上は、丸山先生の言葉に従おうと私は決心した。48年の1月から、こんどはBタイプだけを使うように指示された。もちろん栄養注射はつづけた。やがて春が来た。患者はまだ生きていた。少しずつ体重が増え始めた。物が食べられはじめた。このときほど私は感動したことはない。いま、この患者はほとんど普通の人と変わらないまでになっている。元気に仕事もしている。最初に食道ガンだと診察を受けた病院でレントゲン写真をとったところ、これはあなた、あのときの同一人とは思えませんと、その医者も驚いていたという。ガンはすっかり治っていた。そんな話をニコニコとうれしそうに話してくれる家族の方たちを見るのは、医者冥利につきるというものだ。丸山ワクチンが100%有効かどうかは、開業医の私にはわからない。ただ、使ってみる価値は十分にあると私はおもっている。私は自分がガンになったら、手術など一切しないで、丸山ワクチンを使おうと決心している医者のひとりである。(丸山千里著「丸山ワクチン」より)


丸山ワクチンを続けてほぼ4年、最近はちょっと丸山ワクチンへの信頼度が低下してきました。でもね、丸山ワクチンを使っても、一旦は絶望的な状況におちいったあと、回復に向う例を読み直すと、また希望がふつふつとわいてきます。少しでも良化が認められれば、それは、免疫力が働いているという証拠でもあります。まだあきらめるのは早いと感じてしまいます。でもね・・・いよいよとなると今度はBタイプだけを使ってみたい。あきらめが悪い人間です。