こんなはずじゃなかった・・・代替医療

ある代替医療を薦めるコメントが寄せられ、それに対して「自分の体験談ではなく、ただ試してみてはと薦めているだけ。安全な立場からの発言には、腹立たしさを感じます」とコメントを返したところ、さらに数々のコメントが・・・ガン患者の私が、とか、知り合いの人がとか、代替治療を薦めるコメントが多くなりました。気に要らなければ削除してもらっても結構ですというのもあります。さて、どうしたものか、思案のしどころ。さて、今日の話題は絵門ゆうこさんが受けたという代替治療の内容についてです。

まずは健康グッズ。宇宙エネルギーが取り込むことの出来る100万円の布団から始まって、15万円のピラミッドパワー器具。ステンレス製のパイプ8本を組み合わせて作るもので、そのなかで寝るとパワーがみなぎるというもの。電動マッサージャーは振ると良い波動が出る、17万円也。これを患部である乳房の上に置くだけで威力が発揮するという。20万円のびわの葉エキス入りの掛け布団は、アミダクリンという健康成分の効果があるらしいる。その他、17万円の遠赤外線マットや空気清浄機やら高性能の浄水器を購入したようだ。

次に健康食品類も試したという、一ヶ月分が10万円を越すものもざらにあったという。そして、代替医療。温熱療法は、ガンは高熱に弱いという理由から「42度以上の発熱する病気になる菌」を患者の体に接種し感染させ、患者がその高熱に3日間耐え、乗り越えるとガンが消滅するというもの。断食療法も試したという。玄米菜食の料理教室にも通った。ある民間療法では、薬草の粉をお湯で溶いて、リンパの部分に張り付けるというもの。続けているうちにニキビのような白い膿がでてくる。そうするとガンは完治するはずというもの。気功やオーリングテスト、アメリカ直輸入のマイクロ波も試してみたそうだ。どれもこれもけっこう費用がかかりそうなものばかり。


対して、私の場合。丸山ワクチン以外については、おしっこ療法を約2ヶ月。なぜやめたのか、それはやめたくなったから。固まらない寒天も2ヶ月ほどで止めた。自然と止めたくなった。海洋深層水、水にこだわった時もあったけれど、続けるうちにモチベーションが低下して、現在は続けていない。基本、高額だと感じる代替治療は拒否することにしている。絵門さんはなぜ、丸山ワクチンを試さなかったのだろうか? 標準治療を避けるのであれば、真っ先に丸山ワクチン、費用を考えなければ免疫治療というのもあったはず。シリアスな病気のことを、面白おかしく、非難をこめて本に書くべきではないと感じる。ともあれ、ガン患者を相手にするビジネスは底が見えないほど存在することが分かった。ガン患者の皆様にとっては、十分に気をつけられたし。