質素な生活と高遠なる理想

俳優の原田芳雄さんが死去。71歳。心よりのご冥福をお祈りします。お亡くなりになる数日前の写真には衝撃を受けた。あんなにやせるものだろうかと思うくらい痩せてみえた。食欲がないのだろうか? 食べても栄養分がガンにとられるのだろうか? 主治医のコメント「ガン患者として、優等生の患者だった」と、たしか、そんな風な言葉が新聞に書かれてあったが、それはほめ言葉なのだろうか? 


自分の場合は、食欲はありすぎ、もっと痩せなければと感じている。玄米菜食に移行して自然と10キロほど体重が減って標準体重にはなったけれども、それからが減っていかない。BMI―20の目標にするためには、あと6キロほど減量しなければならない。とうとう酒を断つことにした。酒がなくて何の人生かと思う反面、ガンを治したいと思う気持ちがあれば、聖域なき改革?が必要だと思いたった。ガンの宣告を受けて3年。遅すぎる? 昨日は過ごしやすい雨だった。でも、これから先、暑い夏にビールを我慢できるかが自信がない。一杯が二杯に、二杯が三杯に・・・どんどん増えていくのも間違いない。


とりあえず、一日目をクリアーすることができたのは、丸山千里博士の生涯が書かれた本を読んだ影響もある。ガン患者の立場から、丸山ワクチンの延命効果を証明したい。丸山ワクチンの治験成績は私が上げる。本を読んでそんな気持ちが生まれた。「質素な生活と高遠なる理想」とは、丸山博士が結婚式に呼ばれてスピーチをする際にいつも口にする座右の銘とのこと。明日をもしれないガン患者でも、将来の高遠なる理想を夢みて、今は質素な生活を実践すべき時だろうか?