プラシーボ効果

プラシーボ効果とは、メリケン粉でも、「これは効くよ」といって患者に飲ませると、一定の割合で効く人がいるという事実のことを指します。それが証拠に新薬が効くかどうかの効果試験の際にはこのプラシーボ効果を排除するための2重盲検テストでおこなわれている。患者の思い込みによってガンが治癒したり改善したりするという事実に注目されます。彦根市立病院の黒丸尊冶医師は、それが緩和ケアにあっても丸山ワクチンをはじめとする代替医療を積極的にケアに取り込んでいる理由だという。つまり、心理療法でガンは改善方向に向うことがある。ガンが治ることがあるということ。代替療法を実践するのであれば、必ず効くと、患者は思ったほうが良いということになります。


この辺のところが、私の場合はちょっとウィークポイントだと感じるところ。玄米菜食でも、ゴールデンウォーター療法でも、人参ジュースでも、丸山ワクチンでも、なるべく客観的に捕らえようとするところが欠点なのかもしれません。黒丸尊冶医師が1200人の緩和ケアの患者に接したなかで、少なくとも6人の患者さんが、もうダメだろうと思われたのに、ガンとうまく共存して長生きされているという。内訳は肝臓ガンが2人、上顎ガンが1人、前立腺ガンが3人。


肝臓にあった十数個の転移ガンが消えた症例。手術を受けいったん克服、その後まもなく再発、再度手術を受け、また再発、今度は画像診断で十数個の転移ガンが見つかった。そして、緩和ケア外来を紹介される。通院する際に腫瘍マーカーを測ると、測るたびに数値が下がっていき200になったところで、再びエコー検査をおこなったところガンがきれいに消えていた。初診時から4年経った今、数値は70で推移しているというもの。その間、医学的な治療はりほとんどしていない。毎朝に欠かさず呼吸法や気功をおこなっていることと、自分で見つけたサプリメントを飲んでいるだけ。医師がその話を聞いて、それは良いこと、ぜひ続けてくださいと励ましていたとのこと、患者と医師との良い関係がよい影響を与えて良好な経過に繋がっているのかもしれません。


緩和ケアを受けるなら彦根市民病院です。奇跡が起きる確率は200人に対してひとり、宝くじで1万円をひき当てるより確率は高いのです。